英国で子ども用歯ブラシ・歯磨き粉の「歯税」撤廃を求めるキャンペーンが開始
ORDOが主導し、Dental Wellness TrustやOral Health Foundationと連携した新たな全国キャンペーン「Teeth of Tomorrow」は、英国政府に対し、子ども用歯ブラシと歯磨き粉へのVAT(付加価値税)課税を撤廃するよう求めています。これは、国内の家庭を蝕む口腔健康危機の深刻化に対応するためのものです。
キャンペーンの背景と目的
キャンペーンの主導者たちは、基本的な口腔衛生製品への課税が、子どもの歯科健康がすでに厳しい状況にある中で予防努力を阻害していると主張しています。
ORDOは、子ども用口腔ケア製品は必需品であり、子ども用衣類やおむつなど、他のゼロ税率の必需品と同様に扱われるべきだと訴えています。数百万人の子どもが相対的貧困の中で育っている現状において、現在の20%のVATは家庭に不必要な経済的負担をかけ、健康格差を拡大させていると指摘されています。
世論調査の結果
ORDOが2025年10月に英国の保護者2,000人を対象に実施した新たな調査データでは、改革への強い国民の支持が明らかになりました。
大多数が子ども用歯ブラシと歯磨き粉がVAT免除されるべきだと考えています。
保護者の半数がこれらの製品の費用が「手が届かない」と感じています。
ほぼ半数が、過去1年間に子どもが口腔健康問題で医療を必要としたと報告しており、問題の規模を浮き彫りにしています。
深刻な公衆衛生上の状況
このキャンペーンは、厳しい公衆衛生の背景の中で展開されています。政府のデータによると、歯科う蝕(虫歯)は子どもにとって最も一般的な慢性疾患の1つであり、痛み、学校の欠席、長期的な健康上の問題を引き起こしています。う蝕による入院はNHSに圧力をかけ続けており、ロンドンや北西地域などの地域で特に深刻な地域格差が生じています。
政府への行動要求
ORDOは、変化を促すために歯科専門家、慈善団体、地方自治体を結集させ、子ども用口腔衛生製品からのVAT撤廃を求める国民請願を開始しました。この請願は、政府の公式な回答を引き出すために必要な10,000筆の署名を集めることを目指しています。
関係者のコメント
ORDOの創設者兼CEOであるBarty Walsh氏は、「口腔ケアは贅沢品ではなく、必需品です。すべての子供は、健康な人生のスタートを切るための基本的な道具を持つべきです」と述べています。
- Dental Wellness Trustの創設者であるDr. Linda Greenwall氏は、「予防可能な歯科う蝕は、英国の子どもの入院原因のトップであり続けています。これは、最も脆弱な家庭に不均衡に影響を与え、健康格差を深める公衆衛生上の課題です。必須の口腔衛生製品からVATを撤廃することは、非常に影響力のある一歩となるでしょう」とコメントしています。
キャンペーンは、健康格差を減らし、子どもの避けられる苦痛を防ぐための政府の行動の明確な機会を強調しています。「歯税」の撤廃は、すべての子供に公正で健康な人生のスタートを与えるためのシンプルで人気のある一歩となるでしょう。
元記事:Scrap the tooth tax: campaign calls for VAT-free children’s oral care