フィリピン、無許可歯科診療対策を強化:全国的な運営許可制度を導入へ
フィリピンでは無許可歯科診療が蔓延しており、これに対処するため保健当局は、歯科クリニック向けの全国的な運営許可制度の導入を準備しています。この政策変更は今月承認される見込みで、無許可診療の排除と、ユニバーサルヘルスケア法に沿った歯科ケア規制の実現を目指します。
エミー・ライザ・チョン保健次官は、承認後には認定されたクリニックに所属する歯科医のみが診療を許可されると説明しました。この制度は「病院と同様に、運営許可を取得することが義務付けられる合法かつ安全なクリニックを特定するのに役立つ」とのことです。
無許可歯科診療への対策は1903年にまで遡り、昨年は89人、今年1月にも4人の無許可歯科医が逮捕されています。警察は、特にソーシャルメディアで矯正サービスを広告する業者に注意を促し、フィリピン歯科医師会で歯科医の資格を確認するよう国民に呼びかけています。
さらに、無許可診療の阻止と口腔ケアの改善に向け、政府は歯科サービス予算の増額、歯科医の給与引き上げ、そして口腔保健局の復活を進めています。チョン次官は、現在のフィリピンの歯科医対人口比が1:53,000と、WHO推奨の1:7,500をはるかに下回る深刻な状況を指摘しています。
このフィリピンの取り組みは、口腔健康を一般健康の不可欠な要素と位置づける国際的な動きと一致しています。FDI世界歯科連盟やWHOの「口腔健康に関するグローバル戦略と行動計画2023–2030」も、口腔健康のプライマリケアへの統合、ガバナンス強化、持続可能な資金調達、人材育成を提唱しており、フィリピンの提案する許可制度は、より規制され、説明責任のある、公平な医療システムに口腔ケアを組み込むための具体的な一歩とされています。
元記事:Philippines plans licensing system to stop illegal dentistry