前歯の外傷に対する低侵襲な審美修復:ダイレクトコンポジット修復のケースレポート
前歯の外傷はしばしば審美的な懸念を引き起こし、慎重かつ保存的な管理が求められます。今日では、低侵襲接着技術により、高い予測性と自然な結果で機能と審美性を回復することが可能です。特にダイレクトコンポジット修復は、歯質保存と優れた審美性統合を両立させる効果的なソリューションを提供します。
患者と治療計画
31歳の患者が、上顎および下顎切歯の軽度外傷後の審美改善を求めて来院しました。初診時には、写真記録と口腔内スキャンが実施されました。提案された治療計画は、最も低侵襲で予測可能な治療オプションとしてダイレクトコンポジット修復でした。患者は計画に同意し、治療チームは修復物のデジタルプランニングを進めました(Fig. 3)。提案されたデザインに基づいた模型が印刷され、シリコンインデックスが製作されました。
次の臨床訪問では、コンポジットボタンテクニックを用いてシェード選択が行われました(Fig. 4)。「CLEARFIL MAJESTY ES-2 Premium」(Kuraray Noritake Dental)のA1エナメルとA1デンチンシェードが選択されました。
臨床手順
局所麻酔が施され、デンタルダムを用いて術野が隔離されました(Fig. 5)。ダイヤモンドバー、アーカンサスストーン、3M Sof-Lexディスクを使用して滑らかなベベルが形成されました(Figs. 6–8)。処理された歯面はサンドブラストされ、リン酸でエッチングされ、隣接歯は金属ストリップで保護されました。2ステップのセルフエッチング接着剤「CLEARFIL SE BOND 2」が塗布されました。
シリコンインデックスに「CLEARFIL MAJESTY ES-2 Premium」(Shade A1E)を充填し、修復物の口蓋側シェルが築造されました(Figs. 9 & 10)。隣接壁はマトリックス(Garrison Dental Solutions)と「CLEARFIL MAJESTY ES Flow」(Shade A1)を用いて修復されました(Fig. 11)。修復物の内部構造は「CLEARFIL MAJESTY ES-2 Premium」(Shade A1D)を用いて再現されました(Figs. 12 & 13)。
切縁の自然な透明感を模倣するためにClear effectシェードが使用され(Fig. 14)、ハロー効果はShade A1Dを用いて再現され(Fig. 15)、積層はShade A1Eで完了しました(Figs. 16–18)。その後、修復物は研磨されました(Figs. 19 & 20)。
治療結果
患者は結果に満足しました(Fig. 21)。修復物は天然の歯質とほとんど区別がつかず、歯質からコンポジットへの滑らかな移行と自然な切縁効果が特徴でした。表面の質感も自然な外観に貢献しました(Figs. 22a & b)。患者が処置と結果に満足したため、下顎切歯も同様に修復されました(Fig. 23)。
結論
この症例は、現代の接着歯科治療が、迅速かつリアルな結果をもたらす予測可能で低侵襲な処置を可能にすることを示しました。「CLEARFIL MAJESTY ES-2 Premium」システムは、幅広いシェードと透明度を提供し、多色積層技術を用いてシームレスな結果を達成することを可能にします。
元記事:From trauma to harmony: A minimally invasive approach to anterior aesthetics