Dr. Alexandru Bogdan氏が語るexocadを中核としたデジタルデンティストリーの未来
ルーマニアの歯科医Dr. Alexandru Bogdan氏は、デジタルワークフローとガイド下インプラント治療を実践する自身の歯科医院で、exocadを臨床エコシステムの中核として活用しています。本インタビューでは、彼のデジタルジャーニー、医院を形成する技術、そしてデジタルデンティストリーの未来について語られています。
デジタルジャーニーとexocadの導入
Dr. Bogdan氏のデジタルジャーニーは2013年にチェアサイドのデジタルワークフローを採用したことから始まりました。2016年にはほとんどのインプラント手術が完全にガイド下で行われるようになり、2018年にはexocadとMillBoxを導入し、単冠からフルアーチ修復までシームレスな設計を可能にしました。exocadのオープンアーキテクチャは、口腔内スキャン、顔面スキャン、顎運動トラッキング、咬合分析、積層・切削加工を繋ぐデジタルエコシステムの基盤となっています。
exocadソフトウェアとハードウェアの活用
Dr. Bogdan氏はexocadのほぼ全てのソフトウェアポートフォリオを使用しており、CBCT、インプラント位置決め、補綴設計、咬合機能など、あらゆる診断と修復の決定においてexocadが中心的なハブとなっています。ハードウェアは「キャプチャ、分析、製作、検証」の4つのステーションに分類され、全てexocadにシームレスに連携しています。お気に入りのexocad機能は、AI対応TruSmile Videoを搭載したSmile Creatorであり、視覚的な訴求力と患者の信頼構築に役立っています。また、Virtual Articulatorモジュールは、実際の顎運動データを設計プロセスに取り込むことで、各患者の機能解剖を正確に反映した修復物を作成できる「臨床上の超能力」だと感じています。
患者コミュニケーションと教育の現状
exocadは、Smile CreatorやTruSmile Videoを通じて、患者が将来の笑顔を動画で確認できるなど、視覚的で実践的な患者コミュニケーションを可能にしています。これにより、透明性と共同意思決定を通じて信頼が構築されます。
ルーマニアにおけるデジタルデンティストリー教育は発展途上であり、大学では基礎的な内容にとどまるため、実践的な学習は私的なコースや会議を通じて行われています。Dr. Bogdan氏は、学術界と産業界の連携強化により、実践的なデジタルツールをカリキュラムに組み込む必要性を強調しています。
デジタルワークフロー導入へのアドバイス
初心者向け: まず診断のデジタル化から始め、物理的な印象を口腔内スキャンに置き換え、exocad webviewなどの無料ツールを試すことを推奨しています。デジタルに精通したラボと連携し、段階的にワークフローを院内化することが重要です。
歯科学生向け: 早期に実践的な経験を積むこと(大学のCAD/CAMクラブへの参加、会議でのボランティア、デジタルワークフローを用いる医院での見学など)を勧めています。ライセンスがなくてもexocad webviewで実際の症例を確認し、デジタルデンティストリーの仕組みに慣れることができます。
正規品exocadの重要性とデジタルデンティストリーのトレンド
正規品exocadの使用は、信頼性、セキュリティ、パフォーマンス、およびAI機能へのアクセスを保証するために不可欠です。海賊版はマルウェアのリスクやAI機能が利用できないといった問題があります。
ヨーロッパでは、AI駆動のCAD/CAM、スキャナー内蔵フォトグラメトリー、チェアサイド3Dプリンティング、クラウドベースの連携、エコ素材がトレンドです。一方、アジアでは、アライナー需要、手頃なスキャナー、集中型3Dプリンティングファーム、クラウドメガプラットフォーム、迅速なAI承認が市場を牽引しています。
導入を躊躇する歯科医へのメッセージ
デジタル化はすでに歯科医療の新しい標準であり、待つことはスキルと患者ケアの遅れにつながるとDr. Bogdan氏は警告しています。AIアシストによる冠設計やフォトグラメトリーなどの技術は日常的なデジタルワークフローの一部となっており、DICOMやPLY形式、クラウドポータルでのコミュニケーションが標準です。まずは週末のコースに参加し、一つのexocadワークフローを試すことから始めることを勧めています。
元記事:“It genuinely feels like having a digital co-pilot in the clinic”