エチオピア南部で致死性のマールブルグウイルスが流行
アフリカ疾病対策予防センター(Africa CDC)は、エチオピア南部で致死性のマールブルグウイルスの流行を確認したと発表しました。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、金曜日に少なくとも9例が検出されたことを確認しています。
マールブルグウイルスの特徴と危険性
マールブルグウイルスは、既知の病原体の中で最も致死性の高いものの一つとされています。エボラ出血熱と同様に、重度の出血、発熱、嘔吐、下痢を引き起こし、潜伏期間は21日間です。感染経路は体液との接触で、致死率は25%から80%に及びます。
エチオピア当局の対応と調査
エチオピア国立検査機関がマールブルグウイルス病(MVD)を確認し、現在、さらなる疫学調査と検査分析が進行中です。検出されたウイルス株は、以前に東アフリカで確認されたものと類似しているとのことです。エチオピアの保健当局は、ジンカ地域での流行確認と封じ込めに迅速に対応しており、Africa CDCはエチオピアと協力し、ウイルスが東アフリカの他地域に拡散するリスクを低減するための効果的な対応を支援する予定です。
過去の流行と治療の現状
マールブルグウイルスは、過去にも周辺地域で流行しています。
- タンザニアでは2024年1月に流行が発生し、3月までに10人が死亡しました。
- ルワンダでは2024年12月に初のマールブルグ流行を終息させ、15人の死者を出しました。
現在、承認されたワクチンや抗ウイルス治療薬は存在しません。しかし、経口または静脈内での輸液や特定の症状に対する対症療法により、患者の生存率を高めることができます。ルワンダでは昨年、米国のサビンワクチン研究所による実験的ワクチンの治験が行われました。
元記事:Ethiopia confirms outbreak of deadly Marburg virus: Africa CDC