口腔衛生指導における洗口液使用に関する最新のエビデンスは、患者への指導に大きな違いをもたらす可能性がある。
「吐き出し、うがいしない」メッセージの更新
長年、歯科専門家は「ブラッシング後に吐き出し、うがいしない」というメッセージを伝えてきた。このメッセージは、2021年に「フッ化物濃度を薄めるのを避けるため、ブラッシング後に水でうがいするのではなく吐き出す」と更新された。これにより、多くの臨床医が歯磨き直後の洗口液使用も避けるべきだと誤って解釈し、患者に伝えてきた可能性が指摘されている。
洗口液に関する新たな知見
歯磨き粉と洗口液のフッ化物レベルは、生体利用率が異なるため直接比較できないことが明らかになった。
100ppmのフッ化物洗口液をフッ化物入り歯磨き粉でのブラッシング直後に使用しても、唾液中のフッ化物レベルは減少しない。
226ppmのフッ化物洗口液を使用すると、フッ化物入り歯磨き粉単独と比較して唾液中のフッ化物レベルが増加する。この発見は、これまで見過ごされてきた多くの患者にとって大きな利益と機会をもたらす可能性がある。
教育の重要性
治療段階において、口腔衛生指導(OHI)と教育は、疾患部位の減少において他のどのステップ(外科的処置を含む)よりも最も効果が高い。しかし、この最も効果的な段階に費やされる時間は最も少ない。エビデンスに基づき「ステップ1」である教育を適切に活用することで、さらなる介入なしに多くの患者の状態を安定させることが可能となる。