スコットランドの歯科医療に国民の不満、政府に「さらなる行動」を要求
スコットランドで実施された世論調査の結果、政府の歯科医療対策に満足しているスコットランド人は5人に1人にとどまり、65%がさらなる対策を求めていることが明らかになりました。スコットランド人の約7人に1人(15%)が歯科医療を国内で最も重要な課題と見なしており、犯罪(16%)と同程度の優先順位にあると回答しています。
深刻化する歯科医療へのアクセス問題
現在、スコットランドの成人人口の5分の1が満たされない歯科医療ニーズを抱えていると推定されています。過去2年間で約12%が歯科予約を確保できず、7%は予約を試みることを諦めてしまったと回答しています。
英国歯科医師会(BDA)からの提言
英国歯科医師会(BDA)は政府と野党に対し、予防策を強化し、家族がより健康的な選択をするよう促す政策を採用するよう促しています。また、歯科医院が運営コストの増加から保護されるべきだとし、特に英国政府による国民保険料の増額が北アイルランドでは軽減されたものの、スコットランドではそうではない点を指摘しました。
「ケアの地域差」と将来への警鐘
BDAスコットランド評議会のアルバート・ヤン議長は、「21世紀にスコットランドのNHS歯科医療を維持していくためには、持続的な行動計画が必要だ」と述べました。彼は、すでに拡大している貧富の差による口腔衛生格差を是正し、「ケアの地域差(postcode lotteries of care)」を終わらせるべきだと主張。必要な歯科医療従事者の確保と予防の強化が不可欠であるとし、「虫歯が幼児の入院理由の第一位である現状に安住している場合ではない」と強調しました。
ヤン議長は、「国民は明確だ。次期スコットランド政府は、さらに、より速く行動する必要がある」と述べ、スコットランドの歯科医療を将来にわたって確保しなければ、「多大な財政的、人的、そして最終的には政治的コスト」がかかると警告しました。
元記事:Government should do more about dentistry, 65% of Scots say