NHS歯科医療改革をウェストミンスターに訴えた理由

NHS歯科医療改革をウェストミンスターへ:壊れたシステムを救うための活動

mydentistの準歯科医であるJames Smith氏は、NHS(国民保健サービス)歯科医療が「壊れている」という政府自身の認識に同意しつつも、その未来に対して楽観的な見方を示しています。彼は、現状のNHS歯科医療が目的に合致しておらず、抜本的な改革と新しい歯科契約の導入が必要であると強く信じ、その目標達成のためには行動とキャンペーンが不可欠だと主張しています。

労働党大会での提議

2025年9月、Smith氏はリバプールの労働党年次大会において、自身のNHS歯科医療での経験に基づき、保健省、国会議員、党員に対し動議を提出しました。この動議は、現在のNHS歯科医療システムが機能不全に陥っており、根本的な改革、特に新しいNHS歯科契約の導入と、公衆衛生アプローチの一環としての予防と教育への一般的な注力が不可欠であると訴えるものでした。この動議は満場一致で可決されました。

ウェストミンスターへの働きかけ

国会議員(MP)の多くがNHS歯科医療にアクセスできない有権者からのメールで溢れている現状を鑑み、Smith氏はMPが問題解決のために十分な情報を得ることが重要であると考えました。そこで、彼は地元選出のMPであるConnor Naismith氏に働きかけ、議会でイベントを主催することに合意を得ました。

イベントチームと開催

2026年6月22日、Smith氏は以下のメンバーで構成されるチームと共にウェストミンスターに赴き、イベントを開催しました。

James Smith氏(筆者)

Dr Shiv Pabary氏(英国歯科医師会(BDA)一般歯科診療委員会(GDPC)委員長)

Professor Zoe Marshman氏(シェフィールド大学歯科公衆衛生学教授)

Dr Sarah Weston氏({my}dentist臨床開発アドバイザー)

当日は熱波と首相辞任という波乱の状況にもかかわらず、多くの政党のMPや議会スタッフが参加し、NHS歯科医療を将来にわたって機能するサービスにするための改革について熱心に議論しました。

新しいNHS歯科契約に関する議論

チームは、緊急治療と予防を組み込んだ加重定額制モデルへの契約改革と、口腔衛生を一般健康と同じように真剣に扱うべきというより広範な公衆衛生アプローチの重要性を強調しました。MPからは、新しい契約に必要な資金や、子どもの歯科治療における全身麻酔の高い割合に関する懸念が示されました。BDAはNHS歯科医療を危機から救うために15億ポンドが必要であると推定しており、この数字に多くのMPが驚きを示しました。

今後の展望

議論の結果、参加した全てのMPが前向きな変化を起こす意志と、実現可能な解決策に到達するための絶対的な緊急性を理解していることが確認されました。Smith氏は、この活動を継続し、協力的なアプローチと政治家への継続的な働きかけを通じて、NHS歯科医療を救うことができると確信しています。彼は、専門家が自身のMPに連絡を取り、英国全土から、そして全ての政党に対して声を届けるよう呼びかけています。

元記事:When I took NHS Dentistry to Parliament…