GSK、AMR啓発週間に6つの新研究プログラムと50の科学・学術職への資金提供を発表

GSK、薬剤耐性(AMR)対策に大規模な資金提供を発表

GSKは、AMR啓発週間の開始に合わせ、英国で6つの新たな研究プログラムと50の科学・学術職への資金提供を発表しました。

フレミング・イニシアティブを通じた共同研究

以前発表された4,500万ポンド(5,900万ドル)の資金は、GSKとインペリアル・カレッジ・ロンドン(フレミング・イニシアティブ経由)のAMR専門家を結集し、世界保健機関(WHO)が公衆衛生上の緊急脅威と見なす病原体に対処します。

GSKはフレミング・イニシアティブの最初の創設パートナーであり、同イニシアティブは英国政府から8,500万ポンドの資金援助も受けています。

「グランドチャレンジ」研究プロジェクト

GSKによると、この「グランドチャレンジ」研究プロジェクトプログラムは、AIやその他の最先端技術を活用し、以下の治療法を開発します。

グラム陰性菌

アスペルギルス真菌感染症

MRSAを含む多剤耐性(MDR)黄色ブドウ球菌

具体的な研究内容

来年から3年間資金提供される研究プログラムには、以下の内容が含まれます。

大腸菌や肺炎桿菌などのグラム陰性菌や真菌感染症に対する新薬の探索

薬剤耐性菌に対する免疫応答(黄色ブドウ球菌から開始)の探求と、新規ワクチン研究への指針。

耐性病原体の出現と拡散を予測するAIモデルの作成。

抗生物質の処方方法と時期を改善するための臨床試験

国際研究データを用いて公衆衛生政策の指針、予防策の展開、研究開発の奨励、そして「AMRに先手を打つための社会および政府の行動の増幅」を目指す取り組み。

AMRの現状と将来予測

この発表は、WHOが最新版の「世界の薬剤耐性および使用監視システム(GLASS)報告書」を発表した直後に行われました。同報告書では、検査で確認された細菌感染症の6分の1が、現在の抗生物質に耐性を持つ細菌によって引き起こされていることが判明しています。

また、AMRに関連する年間死亡者数は、2021年の471万人から2050年には822万人74.5%増加すると予測されています。

関係者のコメント

フレミング・イニシアティブを率いるアラン・ダーシー教授は、「ペニシリン発見から80年の節目に、この研究の進展を見ることができ、大変喜ばしい。この研究が世界の科学コミュニティにとっての光となり、薬剤耐性の高まる世界的な脅威に対処するための協力的な取り組みの緊急の必要性を強調することを願う」とコメントしました。

元記事:GSK pumps £45m into antimicrobial resistance projects