Medicxi、第六号ファンド「Medicxi V」で€5億を調達
アングロ・スイスのライフサイエンス投資会社Medicxiは、第六号ファンドである「Medicxi V」のために€5億(約$5億7,900万)を調達しました。このファンドは、創薬開発の全段階にある「アセット・セントリック」企業への支援に重点を置きます。
Medicxi Vは、「患者ケアを変革するために、明確な製品ビジョンを持つ革新的なバイオテクノロジー企業を構築し、支援する」ことに注力すると発表されており、新たな企業を設立する「ドラッグハンターや起業家」だけでなく、既存の戦略に合致する企業にも資金が提供されます。
過去の実績と成長
今回の増資は、MedicxiがMedicxi IVファンドで€4億を調達してから2年後に行われ、過去10年間での総調達額は€20億以上となりました。Fund IV以降、同社は16社の新規企業を設立し、20以上のポジティブな臨床データ結果をもたらし、ポートフォリオ全体で$10億以上のリターンを実現しています。
主な投資成功事例
投資ハイライトには、以下のような企業が含まれます。
Vaxcyte(米国バイオテック): 現在、成人および小児向けの新しい肺炎球菌ワクチン候補の後期治験を準備しており、ファイザーやMSDの競合製品よりも広範な保護を提供すると期待されています。
Abivax(フランス): 潰瘍性大腸炎治療薬obefazimod (ABX464)でフェーズ3の好結果を得ています。
さらに、その後大手企業に買収された3つのバイオテックも注目されます。
Merus(がん免疫療法開発): Genmabが$80億で買収。
ProfoundBio(抗体薬物複合体専門): Genmabが$18億で買収。
- ViceBio(英国ワクチン開発): Sanofiが$16億で買収。
最近では、がん関連バイオテックのOttimo PharmaやFORE Biotherapeutics、水痘帯状疱疹ウイルス (VZV) 開発のCurevoへの大規模な資金調達ラウンドにも参加しています。
今後の展望と成功の基盤
Medicxiの共同創設者兼パートナーであるFrancesco De Rubertis氏は、「Medicxiの長年の成功は、主要なグローバル製薬会社との独自の連携と、世界クラスの創薬専門家および臨床医のチームに基づいている」と述べています。新しい€5億のファンドは、患者に革新的な治療法を提供するための重要な資本、専門知識、経験を提供することを可能にするでしょう。
人事発表
Medicxiはまた、MerusとProfoundBioへの投資を主導し、Acera Therapeutics、T-CypherBio、Petalion Therapeuticsの取締役を務めるShyam Masrani氏がパートナーに昇格したことを発表しました。
