16歳未満へのエナジードリンク販売禁止案を政府が提案、歯科専門家が歓迎
政府は、16歳未満の子どもへの高カフェイン(150mg以上)エナジードリンクの販売を禁止する提案を発表しました。これは、オンライン、店舗、レストラン、カフェ、自動販売機など、あらゆる販売チャネルに適用されますが、低カフェインのソフトドリンクや紅茶、コーヒーは対象外です。
提案の背景と期待される効果
この提案は、エナジードリンクが子どもの身体的・精神的健康、睡眠の質、学業成績に与える負の影響に関する証拠に基づいています。政府は、この禁止措置により最大4万人の子どもの肥満を予防し、数千万ポンド相当の健康上の利益をもたらす可能性があると述べています。現在、提案に対する12週間の意見募集が開始されています。
保健社会福祉大臣のコメント
保健社会福祉大臣のWes Streeting氏は、「子どもたちが毎日ダブルエスプレッソに相当するものを摂取している状況で、どうして学校で良い成績を期待できるでしょうか」と述べ、エナジードリンクが子どもの睡眠、集中力、幸福に影響を与えるだけでなく、高糖度版は歯を傷つけ、肥満を助長すると指摘しました。これは「治療から予防への転換」という政府の計画の一環であり、より健康的で幸せな次世代の基盤を築くことを目指しています。
エナジードリンク摂取の実態
DHSCのデータによると、毎日10万人の子どもが少なくとも1本の高カフェインエナジードリンクを摂取しており、13~16歳の子どもの3分の1、11~12歳の子どもの約4分の1が毎週1本以上を摂取しています。
歯科専門家からの歓迎とさらなる提言
英国歯科医師会(BDA)は、この禁止措置が子どもの口腔健康に大きなプラスの影響をもたらす可能性があると述べ、エナジードリンクが高糖質であり、砂糖不使用であっても酸性が強いことを強調しました。BDAのEddie Crouch会長は、「習慣性があり、酸性が強く、20ティースプーン以上の砂糖を含む製品は、子どものメニューにふさわしくない」と主張し、政府に対し、不健康な食品・飲料が子どもの健康に与える壊滅的な影響に対処するため、製造ガイドラインの厳格化や砂糖税の拡大など、さらなる迅速な対策を講じるよう求めました。