Amgenががん治療薬に特化したDBTを買収、AML治療薬候補を獲得
Amgenは、今年最初の主要な製薬M&Aと見られる動きとして、がん治療薬に特化した英国オックスフォード拠点のバイオテクノロジー企業Dark Blue Therapeutics (DBT) を買収しました。この買収は、前払い金とマイルストーン支払いを含め、Amgenに最大8億4000万ドルの費用がかかる可能性があり、急性骨髄性白血病 (AML) 向けの前臨床開発最終段階にある主要候補薬 を含んでいます。
主要候補薬「DBT 3757」とそのポテンシャル
DBTの主要候補薬である「DBT 3757」は、転写調節因子MLLT 1/3のファーストインクラスの小分子分解剤として開発されています。これは、AMLの単剤療法および他の治療法との併用療法、さらには固形腫瘍に対しても潜在的な可能性を秘めているとされています。
DBTの広範なパイプラインとAmgenの戦略的買収
2020年に設立された未公開企業であるDBTは、分解剤、分子接着剤、阻害剤を含む広範なパイプラインを有しており、特にがんにおいて過剰発現する酵素ADAR1や、AMLや基底細胞癌の標的として確立されているヘッジホッグシグナル伝達経路のタンパク質SMOを標的とする候補薬も開発しています。
AmgenのR&D責任者であるジェイ・ブラッドナー氏は、AMLが治療困難な癌の一つであること、そして新しいメカニズムの緊急の必要性を強調しています。この買収は、Amgenの標的タンパク質分解および白血病治療薬の研究を補完・拡張し、新しい治療標的のための初期段階の医薬品への投資戦略を推進するものと位置づけられています。Amgenは以前にも、PlexiumやArrakis Therapeuticsとタンパク質分解剤治療薬に関するライセンス契約を締結しています。
元記事:Amgen inks $840m takeover of UK's Dark Blue Therapeutics