赤い果物の成分摂取不足が重度歯周病リスクと関連
新しい研究により、トマトなどの赤い果物に含まれる成分の摂取不足が、重度の歯周病と「有意に高いリスク」で関連していることが示された。
食事性リコピンと歯周病リスク
- 食事性リコピンは、トマト、スイカ、グレープフルーツなどの赤い色合いの果物に一般的に見られるカロテノイドである。
- 研究者らは、65歳から79歳の成人において、食事性リコピンの不足が重度歯周炎のリスクを大幅に高めることを見出した。
- 研究対象の高齢者のほぼ半数(48.7%)が何らかのレベルの歯周病を患っており、4分の3以上(77.9%)が十分な食事性リコピンを摂取していなかった。
- 年齢、性別、人種、喫煙状況などの要因を調整した後、十分なリコピンを摂取している人は、重度歯周炎を発症する可能性が3分の1に減少することが判明した。
- また、人口統計学的にも疾患リスクに差異があることが見出され、例えば、重度の歯周病は男性および非ヒスパニック系黒人成人でより一般的であった。
その他の口腔健康に良いとされる果物成分
- 2025年の研究では、リンゴの皮由来の化合物が歯周病に対して効果的であることが示された。
- モリンは、グアバの葉、リンゴやイチジクの皮、特定のお茶、アーモンドに含まれる天然抽出物である。
- サンパウロ州立大学の研究者らは、歯周病を引き起こす細菌に対してモリンが抗菌、抗炎症、抗酸化作用を示すことを発見した。
- 研究著者であるLuciana Solera Sales氏は、モリンを錠剤、フィルム、マイクロ粒子といった制御放出システムの形で開発を進めていると述べている。特に、口腔内での使用に適した粉ミルクのような小型フォーマットを開発しており、このシステムは薬物には広く利用されているものの、歯科分野ではまだ普及していない。
元記事:Low intake of red fruits linked to greater gum disease risk