CQCのガバナンス、リスク管理、統制フレームワークに「根本的な弱点」があると内部監査人が結論づける

CQCのガバナンス・リスク管理・統制フレームワークに「根本的な弱点」と評価

ケア・クオリティ・コミッション(CQC)の内部監査は、同規制機関のシステムが「不適切かつ非効果的であるか、あるいは失敗する可能性が高い」と結論付けました。これは、CQCのガバナンス、リスク管理、統制フレームワークにおける「根本的な弱点」に起因するとされています。

組織的・リーダーシップの大きな変革期

CQCが発行した2024/2025年度年次報告書兼決算書は、「組織的およびリーダーシップの大きな変革期」をカバーしていると述べています。2024年7月には、政府調査によりCQCの「重大な失敗」が指摘され、これには低い検査実施率、検査官の臨床専門知識不足、深刻なIT問題が含まれていました。同年10月には、CQC暫定最高経営責任者(CEO)のケイト・テローニ氏が「非常に困難な経験だった」と述べ、辞任しています。

具体的な問題点

今回の報告書では、これらの失敗がさらに深く掘り下げられています。

  • 検査実施率の低さ: 2025年2月時点で、目標16,000件に対し、わずか3,428件の検査しか完了していませんでした。
  • 登録処理の遅延: システム内の登録の32.4%が10週間以上経過しており、目標の22.3%を大きく上回っていました。
  • 新規登録サービスの評価不足: 新規登録サービスのわずか4%が、登録から12ヶ月以内に評価を受けていました。
  • 幹部会の分裂と信頼関係の欠如: CQCの執行役員会は「分裂している」と認識されており、「非執行役員(NEDs)と一部の執行役員との間の信頼関係の崩壊」および「一部の問題における執行役員間の意見の不一致」が指摘されています。
  • 暫定幹部の多さ: 報告書作成時点では、規制機関の執行チームメンバーの10人中4人が暫定的な任命でした。

これらの「一貫性のないガバナンス」は必然的に「組織的な影響」をもたらすと認識されており、報告書は「組織が戦略的目標を達成し、公的資金を可能な限り効果的に管理できるようにするため、CQCの全体的な統制環境に大幅な改善が必要」と結論付けています。

CQCの今後の展望と進捗

CQCは、この報告期間が「かなり古い」ものであり、「2025/26年度には組織が大きく変化した」ことを強調しています。同規制機関は、最近の変化が「CQC再建に向けての進捗をより反映している」と述べ、昨年、再建に必要な4つの緊急行動と5つの基礎的改善を特定しました。

CQCは、「人々と提供者が必要とし、ふさわしい、強力で効果的な保健・社会ケアの規制機関であるという我々の目的は明確である」と述べ、2026/27年度に向けて、ステークホルダーとの連携を続け、アプローチを開発・改善していく意向を示しています。また、「信頼と信用を再構築するためにはまだ多くの作業が必要であることは承知している」としつつも、「緊急の優先事項と基礎的な改善に対して進捗を遂げており、登録サービス、懸念への対応方法、評価件数の増加に引き続き取り組んでいく」と決意を表明しています。

元記事:CQC framework dubbed ‘likely to fail’ by internal audit