加工肉の摂取が胃がんおよび食道腺がんのリスク増加と関連:多施設コホート研究

加工肉の摂取と胃がん・食道腺がんのリスク増加の関連性

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多施設コホート研究によると、加工肉の摂取は胃がんおよび食道腺がん(EAC)のリスク増加と関連していました。また、白肉の摂取量増加は、女性において非噴門部胃がんのリスクと予期せぬ正の関連を示し、さらなる検証が求められます。

METHODOLOGY

研究者らは、ヨーロッパ10カ国の450,112人(女性70.8%)の参加者データを含むコホート研究を実施しました。がんエンドポイントと生命状態に関する追跡調査データは2015年まで利用可能でした。

食事摂取量の評価: ベースライン時の食物摂取頻度調査票により、赤肉(豚肉、牛肉、子牛肉、羊肉など)、加工肉(ハム、ベーコン、ソーセージ、ハンバーガー、ミートボール、パテなど)、白肉(鶏肉、七面鳥、鴨、ガチョウ、ウサギなど)の摂取量を推定しました。

赤肉の摂取量は男性で54.3g/日、女性で37.8g/日と最も高く、加工肉の摂取量は男性で45.3g/日、女性で28.4g/日でした。

追跡期間: 平均14.1年の追跡期間中に、胃がん876例(噴門部233例、非噴門部329例、腸型624例、びまん型208例)とEAC215例が特定されました。

評価: 肉の摂取と胃がんおよびEACのリスクとの関連が評価されました。

TAKEAWAY

加工肉の摂取量増加とがんリスク:

加工肉の摂取量が30g/日増加すると、胃がんのリスクが1.09倍(ハザード比[HR]、1.09;95% CI、1.02-1.17)、EACのリスクが1.13倍(HR、1.13;95% CI、1.00-1.27)増加しました。この関連性は、他の種類の肉の摂取量を調整した後も有意でした(P < .001)。

加工肉の摂取量が30g/日増加すると、腸型胃がんのリスクと正の関連(HR、1.11;95% CI、1.02-1.20)およびびまん型胃がんのリスクと正の関連(HR、1.07;95% CI、0.94-1.22)が認められました。

白肉の摂取量増加と非噴門部胃がんリスク:

白肉の摂取量が20g/日増加すると、非噴門部胃がんのリスクと正の関連(HR、1.12;95% CI、1.02-1.24)が認められ、非噴門部胃がんと噴門部胃がんのリスク間で有意な異質性がありました(P = .003)。

女性では、白肉の摂取量が20g/日増加すると、非噴門部胃がんのリスク増加と関連しました(HR、1.20;95% CI、1.05-1.38)。

性別による違い:

男性では、加工肉の摂取量が30g/日増加すると、胃がんのリスク増加と関連しました(HR、1.10;95% CI、1.01-1.19)。

IN PRACTICE

著者らは、「今後の研究で、基礎となるメカニズムを解明し、がんリスクを減らすための食事ガイドラインに情報を提供すべきである」と述べています。

LIMITATIONS

食事摂取量はベースライン時に食物摂取頻度調査票を用いてのみ評価されたため、長期の追跡期間における関連性を検出する能力が低下した可能性があります。

Helicobacter pylori感染状況に関するデータが不足していました。

  • 参加者が研究期間を通じてベースラインから一貫した食事パターンを維持したという仮定がありました。

SOURCE & DISCLOSURES

本研究はCatalina Bonet氏(カタルーニャ腫瘍研究所、スペイン)が主導し、2026年5月20日にInternational Journal of Cancer誌にオンライン公開されました。EPIC研究は国際がん研究機関とインペリアル・カレッジ・ロンドン公衆衛生学部疫学・生物統計学科から資金提供を受けており、著者らは関連する利益相反がないことを報告しています。

元記事:Processed Meat May Raise Gastric and Oesophageal Cancer Risk