アルツハイマー病治療薬レケンビの売上拡大、皮下注射剤の承認が後押し

Biogen 第2四半期決算:Leqembiの売上加速と新製剤の貢献

Biogenの第2四半期決算では、アルツハイマー病治療薬Leqembiの売上が順調に増加しており、特に輸液クリニックへの通院が不要な新製剤が牽引役となっています。

Leqembiの売上動向

エーザイと提携する抗アミロイド抗体Leqembiの世界売上高は1億8,400万ドルに達し、前年同期比で15%増となりました。このうち9,700万ドルは米国からの売上です。

第1四半期に報告された74%増1億6,800万ドルと比較すると成長率は緩やかですが、アナリスト予想との乖離はわずか200万ドル程度でした。

Leqembi Iqlikと呼ばれる皮下注射製剤の承認が、売上を着実に伸ばす要因となっています。昨年は維持療法における点滴の代替として承認され、今月初めには導入療法でも承認されたことで、患者は自宅や介護施設で全ての治療を受けられるようになりました。

この後者の承認により、発売から3年で年間売上が10億ドルを超えるという期待が高まっています。これは、イーライリリーのKisunla(第1四半期売上1億2,400万ドル)に対してBiogenとエーザイが優位に立つ一因とも見られています。

その他の製品の貢献

Leqembiの好調な業績は、多発性硬化症フランチャイズの売上急減を相殺するのに貢献しました。また、以下の製品も堅調な売上成長を示しました。

フリードライヒ運動失調症治療薬Skyclarys(Reata Pharma買収により取得):1億6,800万ドル29%増

産後うつ病(PPD)治療薬Zurzuvae7,100万ドル53%増

C3糸球体症(C3G)および発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)治療薬Empaveli(Apellis買収により取得):4,600万ドル123%増

SOD1陽性筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療薬Qalsody3,200万ドル弱(20%増

Biogenの将来展望

Biogenの最高経営責任者であるクリス・フィーバッヒャー氏は、今年から「登録段階のデータ発表期」に入ると述べました。これには、ループス治療薬litifilimab、IgA腎症治療薬felzartamab、ドラベ症候群治療薬zorevunersenなどが含まれます。

同氏は、「持続可能な成長、拡大する商業事業、多年にわたる後期開発段階のデータフロー、そして拡大する早期開発段階のパイプラインを備えた『新しいBiogen』のビジョンを実現している」と付け加えました。

元記事:Leqembi sales grow again after subcutaneous approvals