BMS、多発性骨髄腫治療薬iberdomideの第3相試験で良好な結果を報告
Bristol Myers Squibb(BMS)は、多発性骨髄腫治療薬iberdomideの第3相試験で肯定的な結果が得られたことを受け、間もなく承認申請の準備が整うとの見通しを示しました。
EXCALIBER-RRMM試験の概要
再発/難治性多発性骨髄腫患者を対象としたEXCALIBER-RRMM試験の全データはまだ開示されていませんが、BMSは、このcereblon E3 ligase modulator(「celmod」)が他の療法と組み合わせて投与された場合、対照群と比較して微小残存病変(MRD)陰性化率を統計学的に有意に改善したと発表しました。
BMSの戦略的背景
Iberdomideは、BMSの後期開発パイプラインにある3つのcelmodの一つです。同社は、既存のブロックバスターであるRevlimid(レナリドミド)とPomalyst(ポマリドミド)の市場独占権が失われた際に、これらのcelmodが多発性骨髄腫事業を支えることを期待しています。
- Revlimidは昨年58億ドルの売上を記録しましたが、ジェネリック医薬品の参入によりすでに減少傾向にあります。
- Pomalystは35億ドルの売上を記録しています。
これら2つの薬剤は、BMSが2019年に740億ドルでCelgeneを買収した際に取得したもので、来年には米国での特許保護を失う予定です。
Iberdomideの位置づけと今後の試験計画
Revlimidの後継として位置づけられるiberdomideは、EXCALIBER-RRMM試験において、無増悪生存期間(PFS)、全生存期間(OS)、安全性などの追加的な臨床評価項目へと試験が進行します。この試験は、iberdomideとJohnson & JohnsonのDarzalex(ダラツムマブ)およびデキサメタゾン(IberDd)の併用療法と、Darzalex、J&JのVelcade(ボルテゾミブ)およびデキサメタゾン(DVd)の併用療法を比較するもので、来年完了予定です。
他のcelmodおよび競合他社
- GolcadomideはBMSにより様々なリンパ腫の治療薬として開発中です。
- MezigdomideはPomalystの後継と見なされており、多発性骨髄腫の二次治療薬として研究が進められています。
- これら3つのcelmodはすべて、Celgene買収の一環として取得されました。
BMSは規制当局と結果について協議する予定ですが、承認申請の具体的なタイムラインは示していません。この分野における潜在的な競合他社としては、C4 Therapeutics(cemsidomide、第1/2相開発中)、Nurix(zelebrudomide)、Gluetacs(GT919およびGT929)が早期開発段階にあります。