歯垢バイオフィルムによる口腔疾患は予防可能:英国の口腔医療リーダーが予防戦略で合意
2025年7月18日、ロンドンにてKenvue主催のもと、英国の主要な口腔医療団体(英国歯周病学会、口腔保健財団、英国歯科衛生療法学会、英国歯科療法士協会)の代表者、著名な臨床医、学者らが集結し、歯垢バイオフィルムに起因する口腔疾患の予防に関する最新のエビデンスを再確認し、共通の予防戦略で合意しました。
この会議では、S3レベルガイドラインや「Delivering Better Oral Health (DBOH)」ツールキットなどの最新エビデンスが共有され、歯周病やう蝕といった疾患に対する理解を深め、そのエビデンスを専門職全体に一貫して普及させる方法が議論されました。
合意された主要事項
口腔疾患は予防可能であり、多次元的なアプローチが求められます。費用対効果の高い集団レベルのアプローチに加え、生涯にわたる個別指導が必要です。
効果的なセルフケアがう蝕や歯肉炎の予防に極めて重要です。
フッ素入り歯磨き粉を用いた機械的歯垢除去が歯垢バイオフィルム管理の基本ですが、これだけでは炎症やう蝕活動を抑えきれない場合が多く存在します。
そのような場合、以下の補助的な歯垢バイオフィルム管理方法を検討すべきです。
抗菌作用が証明された化学薬剤(主にクロルヘキシジン(CHX)、エッセンシャルオイル(EOs)、塩化セチルピリジニウム(CPC))を含む洗口液。
脱灰・再石灰化効果のためのフッ化物。
洗口液の使用プロトコルに関する推奨
成人向けフッ素入り歯磨き粉の使用に関しては、DBOHv4ツールキットが「吐き出すだけで水でゆすがない」に更新されました。
特定の抗菌洗口液(フッ化物225ppm以上)を歯磨き後に使用することで、唾液中のフッ化物貯留を促進し、う蝕予防に役立ちます。
洗口液の使用プロトコルは状況により異なりますが、
歯周病ケアでは、歯磨き後の抗菌フッ化物含有洗口液の使用が推奨されます。
- う蝕管理では、フッ化物洗口液は別の時間帯での使用が推奨されます。
Kenvueは、科学的協力、アクセスしやすい教育、臨床パートナーシップを通じて口腔医療の進歩を支援することにコミットしており、今回の合意は英国におけるベストプラクティス推進と患者アウトカム改善のための継続的なプログラムの一環です。
元記事:Leading voices strengthen consensus on dental plaque biofilm management