未解決殺人事件の被害者特定に歯科治療が鍵
ウェールズの森で2015年に発見された遺体の身元特定に、被害者の「独特な」歯科治療が決定的な手がかりとなる可能性がある。10年以上にわたる殺人捜査にもかかわらず、被害者の身元は未だ不明である。
事件の経緯と捜査状況
2015年11月14日、キャンパーによってコンウィ郡クロカエノグの森で被害者の頭蓋骨の一部が発見され、その後警察が全身の骨格を発見した。検視官は頭蓋骨に外傷の痕跡を見つけ、死因は殺人であると示唆された。2万ポンドの報奨金がかけられた徹底的な捜査が行われたが、身元特定には至っていない。警察は遺体が2004年から2011年の間に遺棄されたと見ており、発見時の遅延により「伝統的な犯罪現場の利点がない」状況である。
歯科治療の重要性
北ウェールズ警察は、被害者の詰め物、クラウン、根管治療を含む「ユニークな」歯科治療が身元特定に役立つとして、情報提供を改めて呼びかけている。捜査責任者のクリス・ベル警視監は、「治療を行った歯科医であれば、その仕事を認識するはずだ。かなりユニークな治療だからだ」と述べた。
2016年には法歯科医のジョン・ロージー博士が、「彼の小臼歯には、非常に広範で高品質なクラウン治療、根管治療、および詰め物治療が施されている」と説明した。また、この治療スタイルは「90年代、2000年代、おそらく80年代後半に行われた歯科治療の典型」であると指摘している。遺体の発見が遅れたため、従来の犯罪現場の利点がない中で、この歯科履歴は「非常に重要」であるとされている。
被害者の身体的特徴
警察は、被害者の身長が約173cmから179cmの間で、がっしりした体格であったと推定している。また、脊椎の検査から関節炎を患っており、背中の痛みを抱えていた可能性も示唆されているが、これは親しい人には知られていなかったかもしれない。
警察からの呼びかけ
ベル警視監は、「治療を行った歯科医であれば、自身の仕事を認識する可能性が高く、それがこの人物の身元特定につながることを期待している」と締めくくった。北ウェールズ警察は、被害者を治療した可能性のある臨床医からの情報提供を求めている。