自営業歯科医師の課税所得、英国全土で大幅上昇 – スコットランドが最高額を記録

英国の自営業歯科医、課税所得が大幅に増加 (2024/25)

2024/25年度において、NHSまたは公衆衛生サービス業務を行う自営業歯科医の課税所得が英国全4カ国で有意に増加した。特にスコットランドが最高の£99,100を記録している。

各国の課税所得増加率と金額

スコットランド: 9.3%増 (£90,600 → £99,100)

北アイルランド: 13.7%増 (最大の増加率、£77,000 → £87,600)

イングランド: 6.1%増 (£78,200 → £83,000)

ウェールズ: 7.7%増 (£79,900 → £86,100)

NHSイングランドはこれらの増加が統計的に有意であるとしつつも、各国の歯科契約や方法論の違いにより、数値は直接比較できないと強調している。

報告書の対象と限界

本報告書は、年間を通じてNHSまたは公衆衛生サービス業務を行った自営業のプライマリケア歯科医を対象としている。プライベート歯科のみを行う歯科医や、雇用所得のみの歯科医は含まれない。

また、以下の点に留意が必要である:

NHSとプライベートの両方の歯科収入が含まれるため、NHS業務とプライベート治療のどちらからどれだけの課税所得が得られたかは示されていない。

アソシエイトと開業者/院長を合わせた集計であり、診療所のオーナーとアソシエイトで所得がどのように変化したかは不明

  • 歯科法人の設立が推定に影響を与える可能性があり、給与や配当として得られた所得は自営業所得とは異なる方法で捕捉される場合がある。

課税所得の計算方法と関連要因

課税所得は、総収入から総経費を差し引いた額(所得税および年金拠出前)として計算される。総収入にはNHS/公衆衛生サービス歯科およびプライベート歯科からの自営業収入が含まれ、経費には両業務に関連する税務上認められる事業費用が含まれる。

2024年4月6日からの「Basis Period Reform」の施行や、歯科医人口の変化(開業者からアソシエイトへの移行)も、数値を解釈する際の考慮事項とされている。

診療所の費用分析

報告書に含まれる別途分析(NASDAL)によると、診療所における最大の経費項目は非臨床スタッフの賃金であった。例えばイングランドでは、NHS診療所で総収入の21.2%、プライベート診療所で19.4%を占める。NHSイングランドは、このNASDALの数値が、HMRCに基づく主な収益・経費推定値とは直接比較できないとしている。

この報告書は、報酬交渉や医師・歯科医報酬検討委員会による証拠として利用される。

元記事:Dentists’ taxable income rises across UK, with Scotland nearing £100,000