2026年FDI世界歯科会議:歯科画像診断の持続可能性と学際的アプローチ
2026年FDI世界歯科会議にて、歯科および顎顔面放射線科医であるイングリッド・ロジーロ=カリノフスカ教授は、歯科画像診断における環境負荷軽減と偶発的所見が治療に与える影響という二つの重要なテーマについて講演します。
FDI世界歯科会議の国際性と最新動向
ロジーロ=カリノフスカ教授は、FDI会議が異なる医療システムや教育環境の歯科専門家を集め、技術、患者ケア、予防、専門教育に関する国際的な視点を提供する場であることを強調します。特に、デジタルワークフロー、人工知能(AI)、先進画像診断技術が診断、治療計画、患者とのコミュニケーションを急速に変革している現状に言及。プラハでの開催は、ヨーロッパの強い学術的・臨床的伝統とデジタル歯科・AIの急速な発展を議論する理想的な場となると期待しています。
教授が注目するセッションには、AIの診断における臨床的価値、顎関節症と顔面痛、そして自身の専門外ながらも歯科教育と学生のウェルビーイングが含まれます。
持続可能な画像診断:より環境に優しい歯科医療の未来を築く
ロジーロ=カリノフスカ教授の講演「Sustainable imaging in dentomaxillofacial radiology: Building a greener future in dentistry」では、放射線科における持続可能性が環境への配慮だけでなく、以下の点を含むと説明します。
- 臨床上の疑問に対する適切な画像検査の選択
- 不必要な画像診断の回避
- CBCTなどの技術を責任を持って使用すること
持続可能性は放射線防護と健全な臨床判断に密接に関連しており、日常の臨床意思決定に影響を与え、患者中心で臨床的に効果的な画像診断を維持する上で不可欠な概念であると訴えます。
学際的連携を強化する3D画像診断と偶発的所見
シンポジウム「Bridging the disciplines: 3D imaging uniting radiology and orthodontics」では、診断画像における偶発的所見が治療計画や患者管理をどのように変えうるかについて講演します。
- 異なる専門家(例:矯正歯科医と放射線科医)が同じCBCTスキャンから異なる洞察を得る可能性。
- これらの視点を組み合わせることで、所見が治療計画にどう影響すべきかをより良く理解できる。
- 3D画像診断は、真の学際的協力を支援し、臨床医と放射線科医間のコミュニケーションを強化し、最終的に患者ケアを向上させる。
一般開業医への実用的な洞察
一般開業医にとっての最大の価値は、3D画像診断が広範な臨床経路にどのように適合するかを理解することにあると教授は述べます。
- 高度な画像診断や専門医への紹介が必要な時期を認識する。
- 広範な臨床的文脈におけるCBCT所見をより良く理解する。
- 純粋に歯に焦点を当てたアプローチでは見落とされがちな臨床的に関連する情報を認識する能力を高める。
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元記事:Why interdisciplinary collaboration matters in contemporary dental imaging