炎症性腸疾患患者の救急外来受診を減少させる看護師主導クリニック

炎症性腸疾患患者の救急外来受診を減少させる看護師主導クリニック

ナース・プラクティショナー主導のIBD迅速アクセス外来が急性期医療利用を抑制

炎症性腸疾患(IBD)患者は、急性増悪時に高い医療費と患者負担を伴う。この課題に対し、ナース・プラクティショナー(NP)が主導する迅速アクセス外来が導入され、急性期医療の利用リスクが高い患者の救急外来受診と入院の削減を目指した。

研究方法と対象

目的: 急性期医療利用リスクの高いIBD患者へのタイムリーで専門的な外来ケア提供、入院および救急外来受診の予防。

対象: 最近入院歴がある、ステロイドを使用している、または治療不遵守のIBD患者。

実施: 12週間にわたり、134人の患者(平均年齢48.8歳)による144回の迅速アクセス外来受診を解析。

データ収集: プログラム導入前後の3ヶ月間の救急外来受診および入院に関するデータを標準化された調査票で収集。

主要な成果

迅速アクセス外来の導入後、研究期間中に以下の減少がみられた。

入院率: 13.6%から9.8%に減少

救急外来受診率: 15.5%から9.7%に減少

この成果に基づき、関係者は迅速アクセス外来を持続可能なケアモデルとして維持することを決定した。著者らは、このアプローチが「入院の必要性を減らし、医療費を削減し、全体的な疾患管理を改善する可能性がある」と述べている。

限界

入院率および救急外来利用率の減少は示されたものの、これらの変化は統計的に有意ではなかったと著者らは指摘している。

元記事:Nurse Practitioner-Led Clinics Reduce Acute Care Use in IBD