GPの共感性が電話および対面診療における患者報告アウトカムに与える影響
研究の概要と目的
本研究は、一般開業医(GP)の共感性(CARE Measureで評価)が、電話および対面診療の両方において、患者の自立支援(enablement)、満足度、および症状改善といった患者報告アウトカムとどのように関連するかを調査しました。特に、CARE Measureの電話診療における妥当性を評価することも目的とされました。
研究方法
スコットランドの12の一般診療所の1023人の患者(電話診療369人、対面診療654人)を対象とした横断研究が実施されました。過去30日以内にGPを受診した成人患者が無作為に選ばれ、郵送アンケートによりデータが収集されました。GPの共感性はCARE Measureスコアに基づき、低・中・高に分類され、患者報告アウトカム(特定の測定尺度を使用)との関連が、患者および診療特性を調整した上で分析されました。
主な研究結果
- 高いGPの共感性は、電話および対面診療の両方で、より良い患者報告アウトカムと関連していました。
- 患者の自立支援において、高いGPの共感性は有意な増加をもたらしました。
- 電話診療:調整オッズ比(aOR)6.4 (95% CI, 3.5-11.9)
- 対面診療:調整オッズ比(aOR)6.2 (95% CI, 3.9-9.9)
- 症状改善の有意な予測因子でありました。
- 電話診療:aOR 5.7 (95% CI, 2.7-11.9)
- 対面診療:aOR 4.3 (95% CI, 2.5-7.2)
- 患者満足度において、高いGPの共感性はより高いオッズと関連しました。
- 電話診療:aOR 20.1 (95% CI, 8.9-45.4)
- 対面診療:aOR 36.3 (95% CI, 17.9-73.8)
実践への示唆と研究の制限
本研究は、GPの共感性が電話診療においても患者報告アウトカムの重要な予測因子であることを示しています。共感が効果的に伝達されれば、電話診療は対面診療に匹敵する成果を提供しうると著者らは述べています。ただし、研究の回答率は控えめであり、電話診療における共変量とGP共感性の間の有意な相互作用効果を検出するにはサンプルサイズが十分でなかった可能性が制限として挙げられています。
元記事:High GP Empathy Linked to Improved Patient-Reported Outcomes
