運動習慣は睡眠障害のリスクを低減させる可能性:ストレスとの相互作用も示唆

レジャー時間の身体活動と睡眠問題の関連:ストレスの役割

要旨

中程度または活発なレジャー時間の身体活動は、睡眠問題のリスク低下と関連していました。一方、座りがちな生活を送る人々は、ストレスレベルに関わらず、睡眠問題のリスクが高いことが示されました。

研究方法

本研究は、デンマーク健康・疾病調査(2021年)のデータを用いた横断研究であり、自己申告によるレジャー時間の身体活動と睡眠問題の関連を調査しました。

  • 参加者: デンマーク人11,346人(平均年齢54歳、女性56%)。
  • 睡眠問題の評価: 過去14日間の睡眠困難に関する単一項目質問を使用。
  • 身体活動レベルの測定: Saltin and Grimby身体活動レベル尺度を使用し、以下に分類。
  • 中程度または活発: 週に4時間以上、激しい活動、運動、または重労働の園芸。
  • 軽度: 週に4時間以上、ウォーキングまたは軽い活動。
  • 座りがち: 読書やテレビ視聴。
  • ストレスレベルの評価: コエンの10項目知覚ストレス尺度デンマーク語版を使用し、過去1ヶ月間の生活の予測不能性や圧倒される感覚について回答。スコアに基づき、高ストレスまたは低ストレスに分類。

主な結果

  • 中程度または活発な身体活動の参加者は、軽度の身体活動の参加者と比較して、睡眠問題のリスクが低いことが示されました(調整オッズ比[aOR], 0.81; 95% CI, 0.72-0.91)。
  • 座りがちな生活を送る個人は、睡眠問題のリスクが増加しました(aOR, 1.37; 95% CI, 1.20-1.56)。
  • 高ストレスレベルは、低ストレスレベルと比較して、睡眠問題のリスク増加と関連していました(aOR, 3.43; 95% CI, 3.06-3.83)。
  • 座りがちなレジャー時間は、高ストレスレベルの参加者(aOR, 1.64; 95% CI, 1.28-2.11)および低ストレスレベルの参加者(aOR, 1.26; 95% CI, 1.08-1.47)の両方において、睡眠問題のリスク増加と関連していました。

実践への示唆

研究者らは、「身体活動が睡眠調節において保護的な役割を果たし、心理的ストレスの負の影響を緩衝する可能性を示唆している」と述べています。「本研究の結果は、身体活動、ストレス、睡眠の間の動的な相互作用を示しており、ストレス関連の睡眠障害を軽減する上での行動要因の関連性を強調している」と付け加え、「高ストレス期間中であっても、身体活動レベルを維持することの重要性を強調している」としています。

研究の限界

横断研究デザインのため、身体活動と睡眠問題の間の因果関係や時間的関係を確立することはできませんでした。逆因果関係や他の寄与因子の影響は完全に排除できません。自己申告データは、社会的に望ましい回答バイアスを導入し、参加者が身体活動レベルを過大評価した可能性があります。

資金提供および利益相反

本研究は資金提供を受けておらず、著者らは利益相反がないことを宣言しています。

元記事:Get Active: Leisure-Time Activity May Reduce Sleep Issues