美容整形目的の渡航、重篤な合併症や死亡例も 米CDCが報告

米国CDC、美容整形目的の医療観光における重篤な合併症と死亡事例について警告

米国疾病対策センター(CDC)は火曜日、美容整形のために国内外を旅行した多くのアメリカ人が、細菌感染症を含む重篤な合併症、場合によっては死亡に至ったと発表しました。

研究結果の概要

CDCは、同機関の「Emerging Infectious Diseases」ジャーナルに掲載された研究を引用しました。この研究は、2014年から2024年にかけて、脂肪吸引や豊胸手術などの美容整形のために旅行した米国居住者からの2,100件以上の報告をレビューしました。

  • 研究では、約145人の患者が感染症を含む有害事象を経験した21件の報告が特定されました。これらは国内および国際的な手術センターやクリニックに関連しています。
  • 20件の報告で術後感染症が確認され、そのうち12件は細菌感染症の疑いまたは確認された事例でした。
  • さらに、4件の報告で患者の死亡が指摘されました。
  • 調査により、国内および国際的な施設において、環境清掃、個人用保護具(PPE)の使用、手指衛生、手術器具の再処理における重大な不備が判明しました。

医療観光の背景とリスク

CDCの看護師疫学者で研究の主著者であるKiara McNamara氏は、「ますます多くの人が米国外で医療処置を受けているが、リスクがある」と述べています。

米国居住者は、メキシコ、カナダ、中南米、カリブ海諸国へ医療観光に行くことが多いとされています。海外で医療を受ける主な理由としては、低コスト、文化的に馴染みのある医療提供者、または米国で利用できないもしくは未承認の処置が挙げられます。一般的な医療観光の対象には、歯科治療、美容外科、不妊治療、移植、がん治療などがあります。

CDCの推奨

CDCは、合併症を早期に発見し予防するために、より強力な監視、医療提供者と公衆衛生機関間の緊密な連携、そしてより積極的な患者教育を強く推奨しています。

元記事:US CDC Flags Health Risks Linked to Travel-related Cosmetic Procedures