新生児男性の割礼率、2012年から2022年にかけて減少:人種差と地域差も浮き彫りに

米国の病院における新生児男児の割礼率が減少:2012年から2022年

概要

2012年から2022年にかけて、米国の病院における新生児男児の割礼率が約54%から49%に減少しました。この減少は白人新生児で最も顕著でしたが、黒人およびヒスパニック系新生児の割礼率は横ばいでした。

調査方法

研究者たちは、2012年から2022年までの米国小児病院入院の全国データベースを分析しました。分析には、0~28日齢の男児の退院データが含まれ、出血性疾患、陰茎異常、または早産児は除外されました。割礼は、国際疾病分類の手術コードを用いて特定されました。データ分析には、層化一段抽出クラスター調査法が用いられ、米国全体の小児入院を代表する推定値を得るために退院時重みが適用されました。

主要な結果

新生児男児の割礼率は、2012年の54.1%から2022年には49.3%に減少しました(有病率差[PD]、-4.8%;95% CI、-6.9%~-2.6%)。

白人新生児の割礼率は減少しましたが(PD、-5.3%;95% CI、-7.4%~-3.2%)、黒人(64.9%から66.1%)およびヒスパニック系(21.2%から21.0%)新生児の割礼率はほぼ同じでした。

地域別分析では、2022年の割礼率は中西部が最も高く(68.5%)、西部が最も低い(19.7%)結果となりました。

最高所得地域の新生児および民間保険を持つ新生児は、最も高い割礼率を示しましたが、最も大きな減少も経験しました(PD、-8.3%;95% CI、-11.1%~-5.5%)。

実践における示唆

研究著者らは、「[米国小児科学会]は[新生児男児割礼]の利益がリスクを上回ると肯定し、その手技へのアクセスを支持するものの、決定は親に委ねることを推奨している」と述べています。また、「米国では医療推奨に対する懐疑論が増加している」ことも指摘されています。

研究の限界

割礼を追跡するために使用されたデータベースは、入院中の割礼のみを医療処置コードで捕捉しており、全体の有病率を過小評価している可能性があります。また、このデータベースは個々の患者ではなく退院数を追跡しており、州の識別子がないため、分析が限定された可能性があります。

情報源

この研究は、ジョンズ・ホプキンス大学医学部病理学部のAaron A. R. Tobian, MD, PhDが主導し、2025年9月15日にJAMA Pediatricsでオンライン公開されました。

元記事:US Neonatal Circumcision Rates Drop Despite Guidelines