地球温暖化対策としての植林:どこに植えるかが重要
新しい研究は、地球温暖化対策と山火事抑制のための植林において、どこに植えるかがその効果に大きな違いをもたらすことを示しています。
冷却効果の地域差
研究によると、暖かく湿潤な地域、特に熱帯地域での植林が最も大きな冷却効果をもたらします。これらの地域では木々が一年中成長し、二酸化炭素を空気から取り込むだけでなく、水蒸気を放出しながら冷却効果も発揮します。
この「蒸散作用」(木の汗のように水を放出するプロセス)は、木と周囲の空気を冷却します。熱帯地域では常に水が利用できるため、蒸散が増加します。
その結果生じる湿度は雲を増やし、水蒸気自体が地面に当たる太陽光の量を減らすことで、穏やかな冷却効果をもたらします。
世界全体では平均0.01°Fの冷却効果ですが、熱帯地域では最大0.8°Fに達する場所もあります。これに空気中の二酸化炭素の捕捉・貯蔵プロセスを加えると、世界全体での冷却効果は約0.15°Fになります。
対照的に、米国のような高緯度地域に植えられた木々は、わずかながら加熱効果を持つ可能性が指摘されています。
研究の背景と方法
この研究は、樹木と大気の物理的効果に焦点を当てており、以前のUCリバーサイドの研究(化学的効果に焦点を当てたもの)を補完するものです。
研究チームは、「比較的現実的なシナリオ」に基づき、以前に伐採され、人や農地を displace しない地域に植林することを想定しました。分析には12の気候モデルからのデータが用いられました。
植林と山火事抑制
山火事が慢性的な脅威となっている西部諸州のような地域では、植林と火災抑制の関係も重要です。
一部のケースでは、熱帯サバンナのように、樹木が草よりも耐火性が高いため、火災防止に役立つことが示されました。
しかし、米国北東部やカナダの一部では、樹木が火災を増加させ、太陽光を吸収しすぎて冷却効果を減少させる可能性が指摘されています。
結論
研究者たちは、「各地域に適切な量の木々(ゴルディロックスゾーン)が、最も強力で肯定的な気候効果をもたらす」と結論付けています。
元記事:Where Would Planting Trees Help Most With Global Warming?
