MSD、Verona Pharma買収後もパイプライン強化へ追加買収を模索
MSDは最近、Verona Pharmaを100億ドルで買収したばかりですが、CEOのRob Davis氏によると、パイプラインを充実させるためのさらなる「ボルトオン型買収」を模索しています。同社の第3四半期決算発表コールでDavis氏は、VeronaのCOPD治療薬Ohtuvayre(ensifentrine)が数十億ドル規模のピーク売上を期待されるにもかかわらず、「さらに多くのことをする必要がある」とし、「あらゆる治療領域」で機会を探し続けていると述べました。
Keytrudaの特許切れと戦略的買収
Davis氏は以前から、MSD(米国・カナダではMerck & Co)が、2028年に特許保護を失う最大の製品であるがん免疫療法薬Keytruda(ペムブロリズマブ)に備え、最大150億ドル規模の取引を検討していると発言しています。Keytrudaは第3四半期に173億ドルの総収益のうち80億ドル以上を貢献し、初めて80億ドルの閾値を超え、製薬業界で最も売れている医薬品としての地位を確立しました。しかし、バイオシミラー競合に直面する際には、MSDにとってさらに大きなギャップを埋める必要があります。FDAが今週発表したバイオシミラーの市場投入障壁を低減する提案を進める場合、この競争はさらに加速する可能性があります。
パイプラインの強化と主要製品の動向
Verona Pharmaに加え、MSDは過去数年間でModifi Biosciences、EyeBio、Abceutics、Harpoon Therapeuticsの買収など、一連の買収やライセンス契約を通じてKeytruda後の展望を強化してきました。Davis氏は、引き続き中小規模の取引に重点を置く姿勢を示し、大規模な合併については、現在の「最も堅牢なパイプライン」を「妨げる」可能性があるため、必要ではないと強調しました。現在、同社は約80の第3相試験を進行中です。
MSDの買収によって得られた薬の一つである肺動脈性肺高血圧症(PAH)治療薬Winrevair(sotatercept)は、第3四半期に3億6000万ドルの売上を記録し、前年同期比141%増と最も強力な成長ドライバーの一つとなっています。MSDは2021年にAcceleron Pharmaを115億ドルで買収し、Winrevairを獲得しました。
KeytrudaとWinrevairの成長は、MSDの主力HPVワクチンであるGardasilの売上減を相殺するのに役立っています。Gardasilは、中国と日本での需要減少が継続しているため、24%減の17億ドルとなりました。
元記事:MSD still seeking deals 'with urgency' after Verona takeover
