カリフォルニア州、1本11ドルで低価格インスリン「CalRx」を販売開始
カリフォルニア州は、2025年1月1日より、糖尿病患者向けに低価格インスリンの販売を開始します。これは、ギャビン・ニューサム知事が命を救う医薬品の費用をより手頃にする計画を発表してから約3年後の実現となります。
販売価格と製品概要
州のインスリンはCalRxというブランド名で販売され、推奨価格は1本11ドル、5本パックで55ドルです。
このCalRxインスリンは、1日1回注射する血糖コントロール薬であるグラルギンのジェネリック版として機能します。
知事室によると、イーライリリー社の同等品であるレズボグラーの5本パックは薬局に約88ドルで販売されており、CalRxは大幅な価格削減を実現します。
提携と投資
この取り組みは、州と医薬品を製造する非営利団体Civicaとの提携の一環です。
カリフォルニア州は2023年にCivicaおよびインドを拠点とするBiocon Biologicsと10年間の契約を結び、インスリン開発に5,000万ドル、将来の製造施設にさらに5,000万ドルを投資しました。
期待される効果と広範な計画
当局は、このプログラムにより患者が年間2,000ドルから4,000ドルを節約できる可能性があると述べています。また、公衆衛生プランに加入する数百万人の住民のためにインスリンを購入しているカリフォルニア州にとっても追加の節約が期待されます。
ニューサム知事のCalRxイニシアチブは、州ブランドのジェネリック医薬品を低価格で製造・販売する広範な計画の一部です。今年初めには、オピオイド過剰摂取を回復させる薬であるナロキソンも同様のプログラムで販売する計画が発表されました。
Civicaは、この低価格インスリンを全国の薬局にも流通させる予定です。
懸念事項
- 州のアナリストは、カリフォルニア州のインスリン市場への参入が、他のメーカーの供給縮小を引き起こす可能性があり、当局がこの意図せざる結果を監視していると警告しています。
