イングランドとウェールズの進行性ホルモン感受性前立腺がん(HSPC)男性が、Bayer社のNubeqaにアクセス可能に

イングランドとウェールズの進行性ホルモン感受性前立腺がん(HSPC)男性が、Bayer社のNubeqaにアクセス可能に

Nubeqa、イングランドとウェールズでNHS利用可能に

イングランドとウェールズで、進行性ホルモン感受性前立腺がん(HSPC)を抱える数千人の男性が、BayerのNubeqa(ダロルタミド)を利用できるようになりました。償還機関NICEが、NHSでの使用を推奨したためです。この新しい指針は、テストステロン低下薬をアンドロゲン除去療法(ADT)と併用するもので、特に化学療法剤であるドセタキセルが不適な成人の進行性HSPC患者に適用されます。

Nubeqaの利点と効果

患者支援団体Prostate Cancer UKは、NubeqaとADTの併用が、他の同等の併用療法と比較して副作用が少ないと指摘しています。ARANOTE試験では、Nubeqaを標準ADTに追加することで、ADT単独と比較して死亡または疾患進行のリスクが46%削減されることが示されました。これは、NICEが既に推奨している他の併用療法(例:Johnson & JohnsonのErleada、AstellasのXtandiとADTの併用)と同等の効果があることを示唆しています。Bayerによると、Nubeqaは現在、イングランドとウェールズで、化学療法あり/なしの両方で転移性HSPC(mHSPC)の治療選択肢として償還される唯一の併用療法です。

治療格差と公平なアクセスへの課題

Prostate Cancer UKは、Nubeqaが高齢者や既存治療(ドセタキセル、エンザルタミド、アパルタミドなど)が処方できない男性にとって「より穏やかな」選択肢として重要な役割を果たすと述べています。しかし、National Prostate Cancer Audit(NPCA)の最近のデータでは、不治の前立腺がんの男性の半数未満(47%)しか最新の治療を受けていないことが示されており、特に黒人、高齢者、貧困地域に住む男性は、新しい治療選択肢を利用できる可能性がさらに低いという課題が浮き彫りになっています。

政府への提言

Prostate Cancer UKは政府に対し、年内に発表予定の国家がん計画において、これらの不平等を解消し、NICE承認の治療法が全国で公平かつ効果的に提供されるよう求めています。

元記事:Bayer's prostate cancer drug Nubeqa cleared for NHS use