医療大学に栄養教育の統合を求めるHHSと教育省

米国HHS・教育省が医学教育への栄養教育統合を要請

米国保健福祉省(HHS)と教育省は、2025年8月28日水曜日に、医学部に栄養教育とトレーニングの統合を促すイニシアチブを発表しました。

予防医療における栄養の重要性

HHS長官のロバート・F・ケネディ・ジュニア氏は、このイニシアチブを発表する際のウォール・ストリート・ジャーナル誌への寄稿で、「我々は医師に最新の外科ツールを使いこなすよう訓練するが、患者がそもそも手術室に行かずに済むよう指導することはない」と述べました。さらに、「適切に適用された場合、栄養カウンセリングは慢性疾患を予防し、さらには改善できることが分かっている」と強調しています。

医療教育機関への要求と対象範囲

医療教育機関は、9月10日までに「栄養教育へのコミットメントの範囲、タイムライン、基準の整合性、測定可能なマイルストーン、および説明責任の措置」を詳述した計画を提出するよう求められています。

ケネディ長官は、医学教育機関に対し、「医学研修のあらゆる段階」に厳格で測定可能な栄養教育を組み込むよう呼びかけました。これには、医学部入学前の基準、医学部カリキュラムへの統合、医師免許試験、研修医の要件、専門医認定、および継続教育が含まれます。

現状と過去の取り組み

米国医科大学協会(AAMC)が今月発表した調査データによると、参加した149校の医学部すべてが必修カリキュラムで栄養内容をカバーしていると報告しています。しかし、複数の情報源やローテーションで栄養を含めていると報告した学校は半分未満であり、カリキュラムの全学年・全段階で栄養情報が完全に統合されていると報告したのはわずか17%でした。

過去にも医学研修における栄養教育を増やす努力はありました。昨年、医師や教授らは『JAMA Network Open』に、医師免許および専門医認定試験に含めるべき36の栄養コンピテンシーを推奨する合意声明を発表しています。これは、2022年に米国下院で可決された、栄養関連疾患の有病率増加による医療費増大を背景とした「意味のある」栄養教育を求める超党派決議に促されたものです。

元記事:HHS, Department of Education Call for Integration of Nutrition Education in Medical Schools