AMR啓発ミュージカル「Lifeline」、医療従事者のコーラスを募集
2026年にロンドンで上演される、抗菌薬耐性(AMR)をテーマにしたミュージカル「Lifeline」が、医療従事者からのコーラスメンバーを募集しています。この公演は、AMRに対する一般の理解を深めることを目的としており、医師、看護師、薬剤師、歯科医、獣医、抗生物質関連の研究者などが対象です。選考された参加者は、プロのウエストエンドキャストと共に舞台に立ちます。
作曲家兼作詞家のロビン・ハイリー氏は、このミュージカルを「日々AMRと闘う人々の素晴らしい祭典」と述べ、彼らを「未来の世代のために抗生物質を救うヒーロー」と称賛しています。
これまでの成功と今後の公演
「Lifeline」は、エジンバラ・フリンジで2度の完売公演を記録し、オフブロードウェイでも成功を収めました。2024年には、国連のフロアで上演された初のミュージカルとなりました。
2026年3月から5月にかけて、ロンドンのサウスワーク・エレファント・プレイハウスで公演が予定されています。
物語とAMRの深刻な現状
物語は、アレクサンダー・フレミング卿によるペニシリン発見の歴史と、NHSの重圧と闘いながら、幼なじみが薬剤耐性感染症と闘う研修医ジェスの架空の旅を織り交ぜています。
フレミングは、ペニシリンの誤用が感染症を治療不能にする可能性を警告しましたが、その警告は現実のものとなりました。細菌性AMRは現在、毎年100万人以上を死亡させており、2050年までに年間1000万人に達すると予測されています。
英国AMR特使のサリー・デイヴィス教授は、AMRががん治療、出産、股関節置換術といった医療を脅かす深刻な問題であり、「誰もがAMRについて知り、その対策に貢献する必要がある」と強調しています。
参加の機会とコミュニティ
オーディションは1月に行われ、その後3月までリハーサルが続きます。参加者は、12週間の公演期間中に1週間舞台に立ちます。
過去の参加者たちは、この経験が自身の「コンフォートゾーン」を抜け出し、医療従事者としての仕事への敬意を再認識し、専門家ネットワークを築く貴重な機会であったと語っています。
応募方法
参加方法の詳細は、https://www.lifelinemusical.com/chorus/で確認できます。
応募締め切りは12月18日木曜日です。