Reciproc器具を用いた歯内療法プロトコルが優れた治療成果を実証:大規模臨床研究
Dentsply SironaのReciproc器具を組み込んだ歯内療法プロトコルが、従来の治療法と比較して優れた治療成果を支持することが、エジプトとドイツの大学の研究者による包括的な臨床研究で示されました。この画期的な研究は、25年間にわたり14,233本の治療歯を対象とし、歯内療法における過去最大規模のin vivo研究の一つです。
3つの歯内療法プロトコルの比較
レトロスペクティブ観察コホート研究では、以下の3つの歯内療法プロトコルの結果が長期的な追跡期間にわたって比較されました。
- プロトコル1: ステンレススチール製ハンドファイルと次亜塩素酸ナトリウムによるシリンジ洗浄。
- プロトコル2: グライドパスにステンレススチール製ハンドファイルを使用し、その後複数のファイルを使用する回転式ニッケルチタンシステム、および次亜塩素酸ナトリウム、クエン酸、場合によりクロルヘキシジンによる受動的超音波洗浄。
- プロトコル3: Reciproc器具での形成と、EDTAおよび次亜塩素酸ナトリウムによる受動的超音波洗浄。
Reciprocプロトコルの優位性
研究の結果、プロトコル3(Reciproc器具を使用)が、長期的な歯の生存率と再介入の必要性の低減において最も優れていることが判明しました。具体的には、以下の改善が報告されています。
- さらなる介入なしの歯の生存率が30%~40%向上。
- 非外科的再治療の発生率が66%減少。
- 外科的再治療の発生率が57%減少。
- 抜歯の発生率が21%減少。
著者らは、プロトコル3の優れた性能はReciprocシステムの特定の機能、特に根管終末の開通性確保によるものと示唆しています。Dentsply SironaのMathias Kraus副社長は、この研究が「Reciproc技術が患者により良い結果をもたらす」ことを検証し、エンドドンティストに自信を与えるものだと述べました。
研究の詳細
この研究は「Influence of different endodontic treatment protocols on tooth survival: A retrospective cohort study with multistate analysis and group balancing」と題され、International Endodontic Journalの2025年10月号に掲載されました。
元記事:Landmark study underscores efficacy of Reciproc endodontic system