英国で違法な歯のホワイトニングが横行し、深刻な健康被害を招く
BBCの調査により、英国で「歯茎を焼き、歯を破壊する」とされる違法な歯のホワイトニング治療が広範に行われていることが明らかになりました。
規制をはるかに超える漂白剤濃度
報告によると、一部の歯のホワイトニングジェルには、市販製品の法的制限値の500倍以上もの漂白剤が含まれています。これらの違法製品はソーシャルメディアで販売され、駐車場や玄関先で手渡されることもあります。英国の法律では、0.1%を超える過酸化水素を含む製品は、一般歯科評議会(GDC)に登録された歯科専門家のみが使用でき、その濃度も6%までに制限されています。
偽の資格と不十分なトレーニング
しかし、調査員は不正なホワイトニング資格を取得し、最大53%の過酸化水素含有ジェルを購入することができました。また、「トレーニングコース」はWhatsAppで送られる一連のメッセージのみで、「家族や友人で練習する」よう指示されました。違法施術者は、これらの治療の利点を宣伝し、「非常に安価で、利益は莫大だ」と語っています。
深刻な健康被害事例
ある患者は、ランカスターの美容院で65ポンドを支払い歯のホワイトニング治療を受けた後、激痛に苦しみ、4本の歯を失う事態となりました。彼女は、損傷の修復に数年と数万ポンドを要したと報告しています。施術を行った美容師は、違法な歯科診療を行ったとして250ポンドの賠償を命じられました。GDCは2021年以降、違法施術に関する起訴に成功しておらず、苦情に基づいた受動的な調査に依存しています。
歯科専門家からの警告と政府への要請
英国歯科医師会(BDA)は調査結果に「愕然としたが驚きはない」と表明。BDAの会長は、「間違った手で歯のホワイトニングが行われると、神経損傷や歯の喪失につながる可能性がある」と警告しました。また、違法な提供者は刑事記録や罰金を恐れていないようだと指摘し、国民に口腔衛生を危険にさらさないよう強く促すとともに、政府に対し、これらの危険な行為と誤った販売に対する早急な取り締まりを求めました。
元記事:Illegal tooth whitening treatments causing ‘irreversible damage’
