中国最高人民法院、Novo Nordiskのセマグルチド特許を支持
中国最高人民法院は、Novo NordiskのGLP-1受容体作動薬セマグルチドに関する特許保護を支持する判決を下しました。これにより、糖尿病および体重減少治療薬に使用される同社のセマグルチドの複合特許の有効性が維持されることになります。セマグルチドは、世界中で数千万人が使用する肥満治療薬Wegovyおよび糖尿病治療薬Ozempic、Rybelsusの主要成分です。
判決の重要性
この判決は、米国に次ぐ世界第2位の医薬品市場である中国において極めて重要です。2025年上半期には、セマグルチド製品がNovo Nordiskの売上高のほぼ4分の3を占めており、今回の決定は同社の事業に大きな影響を与えます。
新CEOのコメント
昨年就任したNovo Nordiskの新CEO、Mike Doustdar氏は、この結果を「セマグルチドにとって非常に前向きであり、医療革新保護に対する政府の確固たる支持を示すもの」と評価しました。また、この決定が「外国企業の中国における持続可能な発展への信頼を強化し、患者の利益のための革新的な医薬品のさらなる開発と導入を促進する」と付け加えました。
今後の展開
今回の判決は、Novo Nordiskがセマグルチドフランチャイズを拡大し、経口製剤Wegovyの発売を間近に控えている中で特に重要です。経口Wegovyは2025年末に米国で承認され、欧州でも申請中です。米国でのGLP-1薬の価格圧力が高まる中、米国以外のセマグルチド製品の売上がますます重要になる可能性があります。
Novo Nordiskは以前、一部の国でのセマグルチド分子の複合特許失効が2026年の世界売上成長に低単一桁のマイナス影響をもたらすと予測していましたが、今回の中国での判決によってもその予測は変更されないとしています。