Lundbeck、てんかん治療薬候補bexicaserinの主要試験で患者登録を完了、結果は2024年末〜2027年初めに発表予定
Lundbeckは、主要な成長戦略の一つであるてんかん治療薬候補bexicaserinの主要臨床試験において患者登録を完了しました。試験結果は2024年末または2027年初めに発表される予定です。
Bexicaserinの獲得と期待
- Lundbeckは2024年にLongboard Pharmaceuticalsを26億ドルで買収し、経口・中枢作用型セロトニン5-HT 2C受容体スーパーアゴニストであるbexicaserinをパイプラインに加えました。
- この薬剤は、発達性てんかん性脳症(DEEs)に伴う発作に対するブロックバスターとなる可能性を秘めているとされています。
- DEEsは、Dravet症候群(DS)やLennox–Gastaut症候群(LGS)で一部進展が見られるものの、ほとんどのタイプでは効果的な治療法が不足しており、患者は多くの抗てんかん薬(ASMs)を服用し、高い副作用負担を抱えています。
DEEp OCEAN試験の概要
- 国際的なDEEp OCEAN試験では、幅広いDEE症候群を持つ350人の患者(小児および成人)を対象にbexicaserinを評価しています。
- 対象となるDEE症候群には、LGSのほか、結節性硬化症(TSC)やCDKL5欠損症(CDD)などが含まれます。
- この試験は、多様なDEEタイプに広く適用できる薬剤としてbexicaserinの承認申請を支持することを目指しています。
- 主任研究者であるIngrid Scheffer教授は、「DEEp OCEAN試験は、これまで研究された中で最も多様なDEE集団を対象とした包括的な主要プログラムであり、これら壊滅的な病態の実世界の不均一性を反映するよう設計されている」と述べています。
その他の開発状況とLundbeckの成長戦略
- Lundbeckは、DSに特化した第3相試験DEEp SEAも実施しており、数ヶ月以内に患者登録を完了する予定です。
- 計画通りに進めば、bexicaserinはLundbeckの今後10年間の成長を牽引すると期待されています。
- Bexicaserinは、米国と中国で画期的な治療薬指定を受けており、Lundbeckがパイプラインを再構築する取り組みの中心的な資産の一つです。
- 同社は、抵抗性統合失調症治療薬Lu AF35700やVyeptiの皮下製剤での臨床的失望を経て、amlenetug(MSA治療薬)、bocunebart(片頭痛予防薬)、asedebart(クッシング病および先天性副腎過形成治療薬)など、他の開発候補薬も有しています。