緑内障治療薬の開発断念、グラウコーマ治療薬の試験結果不振でバシュ・ロム社

Bausch + Lomb、緑内障治療薬BL1107の開発を中止

眼科医療企業Bausch + Lombは、緑内障の視力改善を目的とした薬剤BL1107の開発を中止しました。この薬剤は、以前年間8億ドルものピーク売上を達成する可能性が示唆されていました。

開発中止の背景

第2相臨床試験の失敗: 点眼薬製剤のBL1107(次世代α2bアドレナリン受容体作動薬)は、原発開放隅角緑内障または高眼圧症患者において、28日間の視機能改善を示すことができませんでした。

主要評価項目の未達成: 以前の第1/2相試験での有望な結果を再現できず、低輝度下での最良矯正視力応答率の改善など、一連の副次評価項目も達成できませんでした。

安全性プロファイル: 安全性プロファイルは、以前の臨床経験と一致していました。

同社は「データ全体に基づき、この適応症における点眼薬としてのプログラムを進めないことを決定した」と発表しました。

今後の戦略:地理的萎縮(GA)への注力

Bausch + Lombは、BL1107の持続放出インプラント製剤の開発に焦点を移し、地理的萎縮(GA)を対象とします。これは、同社が昨年Whitecap Biosciencesを買収した際に獲得した資産の2番目の開発です。

GA市場の可能性: 同社はGAおよび加齢黄斑変性(AMD)において「複数の目標」を持っており、これらは10億ドルを超える市場に対応できると考えています。

パートナーシップ: BL1107のインプラント製剤は、眼内での制御可能な持続放出インプラントの専門家であるRipple Therapeuticsと共同で開発されています。

臨床試験の予定: 2028年に開始予定の試験で、3〜6か月ごとの硝子体内投与をテストする計画です。成功すれば、GAに対する初の小分子持続放出インプラントとなる可能性があります。

多様化されたパイプライン戦略

Bausch + Lombの最高医療責任者であるYehia Hashad氏は、「創薬の成功は単一のプログラムではなく、ポートフォリオに基づいている」と述べています。同社は、ドライアイ疾患や眼表面痛の候補を含む多様なパイプラインを構築しており、これらは合計で20億ドル以上のピーク売上ポテンシャルを持つと見込まれています。

元記事:Bausch + Lomb drug fails in glaucoma, but a new use beckons