オゼンピック、減量目的使用者の半数が1年以内に服用中止

オゼンピックによる体重減少治療、半数以上が1年以内に中止

GLP-1受容体作動薬であるセマグルチド(オゼンピック、ウゴービ)を体重減少目的で服用開始した人の半数以上(約52%)が1年以内に使用を中止していることが、デンマークでの新たな研究で明らかになりました。この研究結果は、ウィーンで開催された欧州糖尿病学会で発表されました。2024年の米国研究でも同様に、GLP-1薬を肥満治療に処方された人の50%が1年後に服用を中止したと報告されています。

中止の主な理由:高額な費用と副作用

研究者たちは、高い薬剤費用が患者が短期間で服用を中止する主な理由であると考えています。デンマークでは年間約2,350ドル、米国では保険適用がない場合、月額約1,400ドルかかることがあります。

また、以下の患者層で中止率が高い傾向が見られました。

  • 若年層(18~29歳): 中止する可能性が48%高い
  • 低所得地域居住者: 中止する可能性が14%高い
  • 既存の消化器系の問題を持つ人: 中止する可能性が9%高い
  • 心疾患や慢性疾患を持つ人: 中止する可能性が10%高い
  • 精神科薬を服用している人: 中止する可能性が12%高い
  • 男性: 女性よりも中止する可能性が12%高い(女性の方がGLP-1薬による体重減少効果が高い傾向があるため)

長期服用が重要

主任著者であるオーフス大学病院のライマー・トムセン教授は、「これらの薬剤は一時的な応急処置を目的としたものではなく、効果的に作用するためには長期的に服用する必要がある」と述べています。服用を中止すると、食欲抑制などの有益な効果は失われます。

研究の概要

研究では、2022年12月から2023年10月の間に体重減少目的でセマグルチドを処方されたデンマークの77,000人以上の患者を追跡しました。服用中止率は時間の経過とともに増加し、3ヶ月で18%、6ヶ月で31%、9ヶ月で42%、そして1年で52%に達しました。トムセン教授は、患者の治療遵守を促す介入が、健康アウトカムと生活の質の向上に不可欠であると強調しています。

元記事:Half Of Ozempic Weight-Loss Users Drop The Drug Within A Year