臨床歯科研修が学生の美的分析能力を向上させる
新しい研究によると、臨床歯科研修は学生が笑顔と顔の美しさを批判的に分析する能力を高めることが示されました。
研究方法と主な発見
この研究では、さまざまな訓練段階にある歯科学生が、顔の対称性、歯肉の位置、頬側回廊、咬合平面の角度などの美的特徴がデジタル操作された女性モデルの写真を美的魅力の順にランク付けしました。研究は、美の認識が文化的・人口統計的要因で異なることを認めつつも、これらの特徴を顔の美学の「客観的な基準」としています。
すべての歯科学生は美的認識で高いスコアを示しましたが、臨床研修が進んだ学生は前臨床学生よりも高いスコアを獲得しました。彼らは特に、正中離開、咬合平面傾斜、臨床歯冠高、歯科修正に関する認識が有意に優れていました。また、女性学生は下顔面高に関連する要因に男性よりも敏感でしたが、家族に歯科医がいるかどうかは美的判断に有意な差をもたらしませんでした。
研修で改善されない美的側面と教育への提言
しかし、臨床研修を経ても改善が見られなかった美的認識の側面もありました。例えば、頬側回廊の認識は向上せず、これは「歯科専門家にとっても評価が困難な基準」であり「全体の笑顔の美学に重要な役割を果たす」と指摘されています。同様に、「顔の美しさと魅力の基本的な側面」である顔の対称性も、学生の半数以下しか気づきませんでした。
研究の著者らは、これらの「顎顔面美学の微妙な側面」を「学部歯科教育プログラム内でさらに強調し、強化する必要がある」と提言しています。
この研究はBMC Medical Education誌に掲載され、Googleフォームを用いて約500人の歯科学生を評価しました。