フレーバー付き大麻ベイプがティーンの薬物使用の新たな主流に
2025年10月3日、HealthDayが報じた新たな研究によると、フレーバー付き大麻ベイプがアメリカのティーンエイジャーの間で「ハイになる」ための最も人気のある方法となっていることが明らかになりました。この研究は、ミシガン大学社会調査研究所のRichard Miech氏が主任研究員を務める「Monitoring the Future」プロジェクトのデータに基づいています。
研究の背景と方法
この研究では、2021年から2024年の間に、8年生、10年生、12年生の54,000人以上の高校生を対象とした全国調査データが活用されました。パンデミックが始まった2020年以降、若者は他の薬物の使用を減らす一方で、フレーバー付き大麻ベイプ製品へと移行している傾向が見られます。
主要な研究結果
調査結果は、ティーンの大麻使用者の間で、喫煙やエディブル(食用大麻)といった他の形態よりもベイプの使用が好まれるようになっていることを示しています。
大麻ベイプ使用率の増加(2021年〜2024年):
8年生: 48%から57%へ
10年生: 60%から66%へ
12年生: 58%から67%へ
フレーバー付きベイプ使用率の増加(大麻ベイプ使用者内、2021年〜2024年):
8年生: 47%から63%へ
10年生: 41%から53%へ
12年生: 36%から50%へ
Miech氏は、フレーバー付きベイプ溶液が目立たない大麻の使用方法を提供し、特にフルーツフレーバーが標準的な大麻の味よりも魅力を高めていると指摘しています。また、ベイプは喫煙のような独特の匂いを出さず、デバイスを素早く隠せることも人気の要因として挙げられています。
懸念される影響と対策への提言
Miech氏は、フレーバー付き大麻ベイプがティーンの大麻使用を増加させ、将来的に依存症や社会的・学業的生活への悪影響につながる可能性を懸念しています。多くの人が認識していないかもしれませんが、大麻使用障害はアルコール使用障害よりも多くの思春期の若者(大麻5% vs アルコール3%)に影響を及ぼしています。
しかし、研究者たちは、フレーバー付き大麻製品の供給を制限するだけでは、ティーンの大麻使用を必ずしも減らせない可能性があると述べています。ティーンは無香料のベイプに移行したり、喫煙に戻ったりする可能性があるためです。
Miech氏は、供給制限ではなく「需要を減らす」アプローチを提唱しており、これはタバコに対する政策で非常に効果的であったと指摘しています。若者向けのメディアキャンペーンや公共教育を通じて、タバコを吸う12年生の割合が1998年の35%から2024年には3%にまで減少した例を挙げています。
Miech氏は、大麻業界も若者の大麻使用増加について深く懸念すべきであり、今日の二極化した政治情勢において、大麻業界を「子供たちへの脅威」と位置づけることは、超党派の支持を得る可能性のある数少ない問題の一つになるだろうと結んでいます。