2型糖尿病患者における口腔衛生習慣と血糖コントロールの関連性に関する新たな研究結果

2型糖尿病患者における口腔衛生習慣と血糖コントロールの関連性に関する新たな研究結果

2型糖尿病患者における口腔衛生習慣と血糖管理の関連性に関する新研究

2025年11月14日の世界糖尿病デーに際し、糖尿病と口腔健康の双方向の関係への意識向上を促す新しい臨床研究が発表されました。この研究は、2型糖尿病の成人において、日常的な口腔衛生習慣が日々の血糖管理に与える影響を調査したものです。

研究の背景と目的

歯周病治療が糖尿病患者のヘモグロビンA1cレベルを低下させることは科学的に示されており、糖尿病管理の有益な補助療法として認識されています。しかし、これまでの研究は主に臨床的介入に焦点を当てており、日常の口腔衛生習慣が2型糖尿病の日々の血糖管理に与える影響については、これまでほとんど研究されていませんでした。

今回の新しい臨床研究では、サンスタグループが南マサエクリニックおよび南糖尿病臨床研究センターと共同で、口腔ケア習慣と血糖プロファイルの関連性を調査し、炎症がこの関連性を説明するのに役立つかどうかを探求しました。

研究方法と主な発見

本研究では、104名の2型糖尿病の成人が14日間連続血糖モニタリングセンサーを装着しました。質問票、医療記録、血液および尿検査を通じて、口腔衛生習慣、歯科受診頻度、残存歯数、食事、日常活動、代謝マーカーなどの臨床的、生化学的、行動的データが収集されました。

研究結果から、以下の重要な関連性が明らかになりました。

  • 歯間清掃の頻度: 週に3回以上フロスまたは歯間ブラシで歯間清掃を行う成人は、目標血糖範囲内で過ごす時間が長く、24時間平均血糖値が低いことが示されました。さらに、空腹時血糖値も低く、日々の血糖プロファイルがより安定していました。
  • 天然歯の数: 20本以上の天然歯を持つ個人は、それより少ない歯の個人と比較して、より良好な24時間血糖プロファイルを示しました。
  • その他の口腔衛生習慣: 頻繁な歯科受診と1日2回の歯磨きも、より健康的な代謝マーカーおよび炎症マーカーと関連していました。

これらの関連性は、年齢と性別で調整した後も有意でした。特に、歯間清掃の利点は炎症マーカーだけでは完全に説明されず、追加の生物学的または行動的な経路が観察された効果に寄与している可能性が示唆されています。

糖尿病の現状

国際糖尿病連合によると、現在、世界中で9人に1人の成人(5億9000万人)が糖尿病を患っており、そのほぼ半数は自身の状態に気づいていません。2050年までには、世界の成人の8人に1人(約8億5300万人)が糖尿病を患うと予測されており、総症例数は46%増加すると見られています。

この研究「Oral hygiene practices and glucose profiles assessed through continuous glucose monitoring in adults with Type 2 diabetes」は、2025年8月28日にDiabetes Spectrum誌にオンラインで先行公開されました。

元記事:Adults with diabetes who practise interdental cleaning have more stable blood glucose