患者中心の審美歯科治療:全顎ジルコニア修復のケーススタディ
本記事では、患者の個々のニーズ、顔貌、性格、そして隣接歯に調和する美しい笑顔を提供することの重要性を強調しています。歯科技工士として、患者の生活をより良いものに変える修復物を製作するためには、患者の話に注意深く耳を傾け、詳細に観察することが不可欠です。
症例の概要と治療計画
全顎リハビリテーションを必要とし、審美性の改善と年齢に見合った自然な修復デザインを希望する患者のケースが紹介されています。詳細な観察と傾聴の結果、上顎切歯の修復にはジルコニアが最適と判断されました。
治療計画の概要:
- 材料: 低バリューのKATANA Zirconia YML (シェードD3; Kuraray Noritake Dental) を用いたフレームワーク。
- フレームワークデザイン: 自然な特徴を統合するため、主に頬側カットバックを施したデザインを選択。
- 仕上げ技術: CERABIEN MiLai (Kuraray Noritake Dental) を用いたマイクロレイヤリング。
仕上げ手順の重要なステップ:
- ミリングされたジルコニアを着色液で特徴付け。
- サンドブラストされたジルコニア表面をSS Fluoro shade base stainとCERABIEN ZR Margin porcelainで前処理。
- CERABIEN MiLai内部ステインで内部着色。
- CERABIEN MiLaiラスターポーセレンの適用。
ラボワークフロー
- CAD設計: Leahu Library (exocadのDentalCADソフトウェアの一部) を用いて、連結されたジルコニアクラウンをフルコンターで設計。
- カットバック: CALMAリダクションオプションを使用して、頬側領域のみをカットバック。
- ミリングと着色: ミリング後、着色液でクロマを最適化。
- 試適: 修復物の適合と形状が優れていることを確認。
- 内部ステイニングとマイクロレイヤリング: 自然を模倣するため、詳細なレイヤリングスケッチに基づき、内部ステインとラスターポーセレンを適用。
- 最終仕上げ: 表面テクスチャを最終化し、再度試適して審美評価。
- 接着: 接着性レジンセメントPANAVIA V5 (Kuraray Noritake Dental) で接着。
結論
患者は治療結果に非常に満足し、投資の価値を確信しました。術者は、患者独自のニーズに合わせたアプローチ、綿密な観察、および材料に関する広範な知識を活用することで、患者の希望を叶えることができました。継続的な改善へのコミットメントと、革新的な技術や知見を共有する優れた指導者からのサポートにより、常に分野の最前線に立ち、最高のケアを提供することを目指していると述べています。
元記事:A smooth path towards beautiful smiles: Micro-layering with CERABIEN MiLai