英国、海外資格歯科医師の登録を最大5倍に拡大:ORE制度変更を発表
英国では、海外登録試験(Overseas Registration Examination: ORE)の変更により、2026年秋から海外資格を持つ歯科医師の登録数が大幅に増加する見込みです。現在、ORE経由で年間約354人の歯科医師が登録されていますが、新システムが完全に稼働すれば、年間最大1,500人が登録できるようになるとGeneral Dental Council(GDC)は発表しました。
OREの定員拡大計画
新システムでの最初の試験は2026年9月から開始される予定です。
- Part 1の受験枠は、2025年の1,800人から年間2,400人に増加します。
- Part 2の受験枠は、新契約初年度に720人から944人に増加し、3年目までには1,500人に達する見込みです。
英国の歯科登録者のおよそ3分の1が海外資格者であり、国際的な人材確保は歯科医療従事者パイプラインの重要な部分を占めています。
「一貫性があり予測可能な枠組み」の提供
GDCは、今回の変更がOREを通じて英国の歯科登録を計画している臨床医に対し、「より一貫性があり予測可能な枠組み」を提供すると説明しています。GDCの最高責任者兼登録官であるトム・ホワイティング氏は、「OREの定員を増やすことが最優先事項であり、この新しい契約を通じてより大きな確実性と規模を提供できることを喜ばしく思う」と述べました。彼はまた、OREの定員増加が「歯科医療従事者、ひいては患者と一般市民にとって素晴らしいニュース」であると強調しました。
新OREの運営体制
新しいOREの運営は、昨年「優先入札者」として発表されたUCLコンサルタンツ(UCLC)が担当します。UCLCはユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの完全子会社であり、以下の機関を含むコンソーシアムを代表しています。
- UCLイーストマン歯科研究所
- ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン病院NHS財団トラスト
- クイーン・メアリー・ロンドン大学
- AlphaPlus
- イングランド王立外科医大学
GDCは、試験の実施が安全かつ必要な基準を満たすレベルに設定されることが「不可欠」であるとし、患者の安全や受験者の経験を損なうことはないと断言しています。GDCはUCLCと緊密に連携し、円滑な移行を確実にするため、定期的に受験者や関係者に情報を提供していく予定です。
元記事:ORE overhaul could deliver ‘five-fold’ rise in overseas dentist registrations