免疫療法後に進行した進行性腎細胞がん患者に標的療法併用が有効性を示す
テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者主導の試験結果により、免疫療法後に病状が進行した転移性淡明細胞腎細胞がん(ccRCC)患者に対し、ある標的療法併用が良好な転帰をもたらすことが示されました。
LenCabo 第II相試験の主要な発見
LenCabo 第II相試験のデータは、2025年の欧州臨床腫瘍学会(ESMO)総会(Abstract LBA94)にて、泌尿生殖器腫瘍内科助教のAndrew W. Hahn医師によって発表されました。
この無作為化試験では、免疫療法後に病状が悪化した患者を対象に、レンバチニブとエベロリムスの併用療法を受けた群と、カボザンチニブを受けた群を比較しました。
レンバチニブとエベロリムスの併用療法を受けた患者は、カボザンチニブを受けた患者と比較して、病状が進行せずに生存する期間(PFS)が長かったことが判明しました。
Hahn医師は、「これは、一般的に使用されるこれら2つの二次治療を直接比較した初の無作為化試験である」と述べ、これらの発見が治療のシーケンスと臨床的意思決定を導くための直接比較データの重要性について洞察を提供するとしました。
試験詳細と結果
この試験には、PD-1またはPD-L1を標的とする免疫療法を少なくとも1回含む、1回または2回の治療歴がある転移性または進行性ccRCCまたはRCC患者90人が登録されました。
レンバチニブとエベロリムスの併用療法を受けた患者の62.5%でがんの進行が見られたのに対し、カボザンチニブを受けた患者では76%でした。
PFS中央値は、レンバチニブとエベロリムスの併用療法群で15.7ヶ月であったのに対し、カボザンチニブ群では10.2ヶ月でした。
治療の意義
現在、転移性ccRCC患者の初回治療は、免疫チェックポイント阻害剤(時に標的療法との併用)で構成されます。がんがこれらの治療に反応しなくなった場合、次の治療選択肢としてレンバチニブとエベロリムスの併用、またはカボザンチニブが挙げられます。
本試験は、より長いPFSと患者の転帰改善をもたらすレジメンを特定するために、二次治療の比較有効性を評価する目的で設計されました。今回の発見は、レンバナチブとエベロリムスの併用が二次治療としてより有意義な効果をもたらす可能性を示唆しており、将来の患者の治療選択を導く可能性があります。
元記事:Dual targeted therapy shows promise in previously treated advanced kidney cancer patients
