朝食抜きと夕食遅延、骨折リスク上昇に関連 – メドスケープ – 2025年8月29日

朝食欠食と遅い夕食が骨折リスクと関連:大規模研究が示唆

新たな研究により、朝食の習慣的な欠食遅い夕食が、それぞれ独立して骨折リスクの増加と関連していることが示されました。これは、大規模な請求データベースを用いた初の研究であり、従来の危険因子に加えて、これらの食習慣が骨粗鬆症性骨折のリスクを高める可能性を指摘しています。

研究概要と主要な発見

本研究は、日本の健康保険データベースから得られた927,130人の参加者(中央年齢66.6歳)のライフスタイル習慣と骨折データを評価した大規模コホート研究です。

中央値2.6年の追跡期間中に、28,196件の主要な骨粗鬆症性骨折が発生しました。

多変量調整後、朝食の欠食は、股関節、遠位前腕、椎骨、上腕骨骨折を含む骨粗鬆症性骨折の診断リスクの有意な増加と関連していました(ハザード比[HR], 1.18)。

遅い夕食も同様にリスク増加と関連していました(HR, 1.08)。

これらの朝食と夕食の習慣は、喫煙(HR, 1.11)と並んで、運動(HR, 0.99)、十分な睡眠(HR, 0.95)、アルコール摂取(HR, 0.91)、速い歩行速度(HR, 0.84)といった他の生活習慣と比較して、骨粗鬆症性骨折との最も強い関連性を示しました。

関連する生活習慣とメカニズムの考察

朝食を欠食し遅い夕食をとる参加者は、研究対象者の中で最も若く(中央年齢52.3歳)、BMIも最も高かった(中央値23.7)。

これらのグループは、喫煙者の割合(42.6%)、毎日の飲酒者の割合(56.3%)が最も高く、定期的な運動習慣のある人(23.2%)や十分な睡眠をとる人(56.3%)の割合が最も低いなど、他の不健康な生活習慣も多く見られました。

遅い夕食は、コルチゾールレベルの上昇酸化ストレスに寄与し、骨代謝に影響を与える可能性が示唆されています。また、睡眠の質や概日リズムの悪化も骨の健康に影響すると考えられています。

朝食の欠食は、ビタミンDやカルシウムの摂取量、血清25-ヒドロキシビタミンDレベルの低下と関連しており、ビタミンD欠乏が骨粗鬆症性骨折のリスク増加に影響を与える可能性があります。

研究の意義と普遍性

奈良県立医科大学の中島弘樹医師は、朝食の欠食が骨密度に影響することは以前の研究で示されているため驚きではなかったが、遅い夕食が骨の健康に有害であることは意外だったと述べています。

これらの不健康な食習慣の影響は、人種を超えて普遍的である可能性があり、食習慣の構成や遺伝的背景によって影響の程度は異なるかもしれません。

これらの食パターンは、喫煙、運動不足、睡眠不足などの他の有害な行動と複合することが多いため、全体的な生活習慣を少しずつでも改善していく意識が重要であると強調されています。

元記事:Skipping Breakfast, Delaying Dinner Linked to Fracture Risk