乳児へのアレルギー誘発食品導入に関する保護者・介護者の実態調査
調査結果の概要
乳児へのアレルギー誘発食品の導入時期について、医療提供者からの指導を受けた保護者・介護者はわずか55.9%に留まりました。文化的慣習、医師のアドバイス、家族に食物アレルギーを持つ人がいることが、アレルギー誘発食品の早期導入における主要な障壁として浮上しています。
調査方法
研究者らは、乳児の生後1年間に9種類の一般的なアレルギー誘発食品を導入する慣行と障壁を調査するため、保護者・介護者を対象としたオンライン調査を実施しました。2024年1月から3月にかけて実施されたこの調査では、平均月齢7.5ヶ月の乳児(58%が女児、85%が白人)の保護者・介護者から563件の有効な回答を得ました。
主な発見点
食物導入の時期を報告した529家族のうち、1歳までに最も導入率が高かったのは卵(72.0%)と小麦(62.6%)でした。
一方、導入率が最も低かったのは甲殻類(44.0%)とゴマ(51.6%)でした。
アレルギー誘発食品の早期導入における主な障壁は以下の通りです。
文化的慣習: 16.0%
医師のアドバイス: 15.6%
家族に食物アレルギーを持つ人がいること: 14.0%
提言と今後の展望
本研究は、小児医療チームに管理栄養士などの追加の医療専門家を統合し、アレルギー誘発食品の導入に関して明確で一貫したガイダンスを提供することを提唱しています。
研究の限界
本研究は、人種、民族、性別の多様性に欠けており、結果の一般化には限界があります。また、オンライン募集のためインターネットアクセスがない人が除外された可能性や、自己申告データに依存するためリコールバイアスが生じる可能性、IgE介在性食物アレルギーの診断基準が標準化されていないため報告された診断の正確性に影響を与えた可能性が挙げられます。
元記事:Why Do Caregivers Delay Early Allergenic Food Introduction?