過可動性エーラス・ダンロス症候群における誤診の多さ

Hypermobile Ehlers-Danlos症候群患者の90%以上が精神疾患と誤診される実態

Hypermobile Ehlers-Danlos症候群(EDS)患者の90%以上が、非精神科医によって精神疾患と誤診され、その大多数が症状を「でっち上げている」と告げられていたことが、ある研究によって明らかになりました。

研究方法

研究者らは、専門センターで治療を受けたHypermobile EDS患者429人(平均年齢27.9歳、女性94.8%)の医療記録を、2010年1月から2018年12月の期間で遡及的にレビューしました。患者は、医師から症状が「頭の中のこと」「でっち上げ」「注目を浴びたがっている」と言われた経験、あるいは転換性障害、ミュンヒハウゼン症候群(代理による)、虚偽性障害と診断された経験があるかを尋ねられました。Hypermobile EDSと診断される前に、非精神科医が痛みを主要な精神障害に起因させた場合を誤診と定義しました。

主要な研究結果

合計405人(94.4%)のHypermobile EDS患者が精神疾患の誤診を報告し、誤診がなかったのはわずか24人(5.6%)でした。

患者の88%が、症状を「でっち上げている」と言われました。

76%が「注目を浴びたがっている」とレッテルを貼られました。

67%が転換性障害と誤診されました。

60%が症状は「頭の中のこと」であると告げられました。

  • 4%がミュンヒハウゼン症候群(代理による)または虚偽性障害と診断されました。

患者の年齢と誤診カテゴリーの分布との間に、関連性は見られませんでした。

臨床実践への示唆

研究著者らは、慢性疼痛障害の正確な診断には、疼痛専門医、リウマチ専門医、神経科医、そして資格のある精神保健専門家を含む学際的アプローチが有効であると指摘しています。Hypermobile EDSをより正確に認識し、根本原因に対処する戦略を改善することで、これらの複雑な疾患に罹患している患者の転帰を大幅に改善できると強調されています。

元記事:Misdiagnosis Common in Hypermobile Ehlers-Danlos Syndrome