高強度インターバルトレーニング(HIIT)プログラムにより関節リウマチ患者の疲労が軽減 – Medscape – 2025年9月29日

関節リウマチ患者における高強度インターバルトレーニング(HIIT)と筋力運動が疲労とQOLを改善

研究目的と方法

本研究は、スウェーデンの病院から募集された関節リウマチ(RA)患者を対象としたランダム化比較試験の二次解析として実施された。監視下の高強度インターバルトレーニング(HIIT)が、RA患者の疲労、気分、痛み、健康関連QOLに与える影響を評価することを目的とした。

87名のRA患者(平均年齢48歳、女性84%)が参加し、以下の2群にランダムに割り付けられた。

介入群(n=43):12週間にわたり週2回、監視下のHIITと個別の筋力運動を実施。HIITはエルゴメーター自転車を使用し、高強度と低強度の運動を組み合わせた。

対照群(n=44):一般的な身体活動に関する理学療法カウンセリングを受けた。

主要評価項目は、20項目多次元疲労尺度(MFI-20)で評価される多次元疲労(General Fatigue, Physical Fatigue, Mental Fatigue, Reduced Activity, Reduced Motivationの5つの下位尺度)。副次評価項目は、視覚的アナログスケールで評価される健康関連QOLと痛みであった。評価はベースライン、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月後に行われた。

主要な結果

3ヶ月時点:

介入群は対照群と比較して、General Fatigue (P < .0001)Physical Fatigue (P < .0001)Reduced Activity (P = .0003)Reduced Motivation (P = .0032) の下位尺度スコアで有意な改善を示した。

健康関連QOLも有意に改善した (P = .0036)。

6ヶ月時点:

これらの効果は介入群で持続し、MFI-20の4つの下位尺度(Mental Fatigueを除く)と健康関連QOL (P = .030) で改善が維持された。

12ヶ月時点:

  • 介入群では、Physical Fatigueの下位尺度スコア (P = .0030)、健康関連QOL (P = .0012)、および痛み (P = .0088) において、持続的な有益な効果が認められた。

臨床的意義と限界

本研究で採用された運動プロトコルは、病院の理学療法ユニットに既存の運動器具と臨床的に活動する理学療法士を活用しているため、臨床現場での実施が実現可能であると著者らは述べている。

本研究の限界として、主要評価項目に関する検出力計算が行われていないため、疲労の真の変化を検出するのに検出力不足であった可能性がある。

元記事:High-Intensity Exercise Programme Reduces Fatigue in RA