GSKのCEO交代:エマ・ワルムズリーが退任、ルーク・ミールズが後任に
GSKは、8年間最高経営責任者(CEO)を務めたエマ・ワルムズリーが退任し、現チーフ・コマーシャル・オフィサーのルーク・ミールズが後任となることを発表しました。ワルムズリーは年末に取締役会を退任し、来年9月30日にCEOを退任します。彼女は2026年がGSKにとって「転換点となる年」であり、「新たなリーダーシップにとって適切な時期」であると述べました。
エマ・ワルムズリーの功績
ワルムズリーは、主要製薬会社で初の女性CEOとして歴史を刻みました。彼女は、グローバルな組織再編プログラムを主導し、上級管理職の再編成やミールズのような新才能の登用を行いました。在任中には、ノバルティスの消費者健康事業を買収してGSKの部門を強化した後、ヘイリオンとしてスピンアウトさせました。また、R&Dを専門医薬品とワクチンに重点を置くよう刷新し、R&D支出は彼女の在任中に倍増し、昨年は64億ポンド(約78億ドル)に達しました。
ルーク・ミールズの役割と今後の課題
ミールズは2017年にGSKに入社し、アストラゼネカ、ロシュ、サノフィ・アベンティスなどでの製薬リーダーシップ経験があります。彼は、希少がん治療薬開発企業IDRxやボストンファーマのefimosferminの買収、中国の江蘇恒瑞ファーマとの最大125億ドル規模の戦略的提携など、重点分野への再焦点を実現する上で重要な役割を果たしてきました。
ワルムズリーは、「GSKを9年前よりもはるかに強い勢いと展望を持つバイオファーマのイノベーターにできたことを誇りに思う」と述べました。
ミールズには、ViiV Healthcare子会社を通じて販売されるHIV医薬品の迫り来る特許切れや、米国におけるワクチン懐疑論の高まりがもたらす不確実な影響など、課題が待ち受けています。CEO交代により、GSKはワルムズリーの2160万ポンドに対し、ミールズが1600万ポンドとなるため、約560万ポンドの給与削減が期待されます。