座りっぱなし?ココアを飲んだりベリーを食べたりすると心臓の健康が守られる、専門家が指摘

座りっぱなし?ココアを飲んだりベリーを食べたりすると心臓の健康が守られる、専門家が指摘

長時間座ることと心臓の健康:ココアやベリーのフラバノールの保護効果

新しい研究によると、長時間座る生活習慣が血管に与える悪影響に対し、ココアやベリー、リンゴなどのフラバノールが豊富な食品や飲料が心臓の健康を守る可能性があることが示唆されています。この発見は、デスクワークやソファで過ごす時間の多い人々にとって、血管の健康を維持するための一助となるかもしれません。

長時間座ることの健康リスク

これまでの研究で、動脈硬化が心臓病、脳卒中、心臓発作のリスクを高めることが明らかになっています。また、長時間座り続けることは、一時的に血管の柔軟性を損ない、血圧を上昇させることが知られています。研究者たちは、私たちが車の中、オフィス、電車、自宅のソファなど、さまざまな場所で多くの時間を座って過ごしている現状に対し、身体がストレスを受けていると指摘しています。

フラバノールと血管の健康に関する研究

フラバノールは、特定の果物、お茶、ナッツ、ココア豆に自然に含まれる植物性化学物質です。これまでの研究では、精神的ストレス時に血管の健康を保護する効果が示されていました。

今回の研究では、健康な若年男性40人(フィットネスレベルは様々)を対象に、フラバノールが座りっぱなしの生活による血管の問題から保護するかどうかを検証しました。参加者は、高フラバノールまたは低フラバノールのココアを摂取した後、2時間座って過ごしました。

研究結果の概要

  • 低フラバノールココアを摂取したグループ:フィットネスレベルに関わらず、腕と脚の動脈の柔軟性が低下しました。これは、身体能力が高い人でも座りっぱなしの悪影響から完全に保護されるわけではないことを示唆しています。
  • 高フラバノールココアを摂取したグループ:フィットネスレベルに関わらず、動脈の柔軟性の低下が見られませんでした。彼らの動脈弾力性は、座る前と同じレベルに維持されました。

この結果は、フラバノールが、個人の身体活動レベルに依存せず、長時間座ることに関連する血管の問題から保護する可能性があることを初めて示したものです。

専門家のコメントと実践的なアドバイス

主任研究者のカタリナ・レンデイロ氏は、「座っている間に高フラバノール食品や飲料を摂取することは、不活動が血管系に与える影響の一部を軽減する良い方法です」と述べています。さらに、短時間の散歩や立ち上がることと組み合わせることで、個人のフィットネスレベルに関わらず、長期的な健康をさらに向上させることができると強調しています。

筆頭研究者のアレッシオ・ダニエレ氏は、フラバノールを食事に加えるのは非常に簡単だと指摘しています。フラバノールレベルが維持されるよう加工されたココア製品のほか、リンゴ、プラム、ベリー、ナッツ、そして紅茶(ブラックティーやグリーンティー)などが、フラバノールを豊富に含む一般的な食品として推奨されています。

元記事:Sitting For Long Periods? Sip Cocoa Or Munch Berries To Protect Heart Health, Experts Say